いいことだと思う。
普段から政策秘書に相応しい仕事をしている人が、アエラに本当のことを述べている。
匿名でないところがいい。
本当のことだから、やはりいい。
政策秘書も国から給与を得ている特別職の国家公務員だから、公益のために発言すべきだと思う時はどんどん発言して欲しい。
私は、そう思っている。
政策秘書は、特定の国会議員の個人秘書だなどと思わない方がいい。
本当のことを語るのが公益にかなう時は、どんどん語って欲しい。
民主党の若い国会議員が、やることが無くて議員会館の自室で昼寝している、などということを聞くと、私も腹が立ってくる。
不勉強な国会議員を見ていれば、皆さん、何のために国会議員になったんですか、と声を上げたくなるのは自然だ。
やはり最初が肝心だった。
民主党の山岡幹事長(当時)がどうやら民主党の新人議員の教育を間違えたようだ。
君たちの仕事は、次の選挙に当選することだ、などと、あまりにも本当のことを初めに新人に叩き込むと、最近の若い人は実に素直にそう思い込む。
マニュアルどおりに動く習性がついているから、選挙に役立つ以外のことには関心が薄れていく。
もともとそんなに勉強が好きな人は多くなかったようだから、段々みんな体育会系の選挙マシーンみたいになっていく。
どうやらかつての民主党よりも質の劣化が激しいようだ。
これは、困ったことだ。
ちなみに、アエラに本当のことを語ったのは、憲法円卓会議の事務局を務めている南部さんだ。
憲法改正国民投票法という本を出しているくらいだから、真面目であること、学識が豊かであることは折り紙つきである。
実名を挙げられなかった、さぞホッとしていることだろう。
しかし、これで安心するのは、まだ早い。
これからは、本当のことを語る政策秘書が次々と現れるだろうから。