いえ、49歳です、と答えておけばよかったのに。
家に帰って、
「まだ50代でしょう。まだ若いですよ、と言われたよ。」
家人にそう大きな声で報告した。
犬を連れて散歩されているご夫婦から呼び止められた。
「早川さん、次の選挙出られないんですか。寂しいですよ。」
「いやいや、これからは若い人の時代です。もっと若い人に頑張ってもらわないと。」
「まだ若いじゃない。」
「いやいや。」
「まだ50代でしょ。」
半袖のシャツでラジオ体操の会場まで往復しているから、私を見かけた人は私がかなり若そうだと見ているようだ。
こんな時に皆さんだったらどう答えられるだろうか。
確かに私は若い。
肌のつや、頭髪の豊かさ、声のはり、きびきびした動作、腕力。
どれを取っても決して若者に負けない自信がある。
49歳だと答えておけばよかったのに。
私が選挙を戦っている最中ずっと29歳、と言ってきたことを聞いていた家人ならではの感想である。
ようやく大人になりました。
ようやくお役に立てるようになりました。
これからももう少し頑張ります。
そのくらいの感じのメッセージである。
昭和20年生まれの29歳が、昭和20年生まれの49歳になる。
そんな感じである。
私には敬老会はない。
読者の皆さんの中でも私と同じような方が大勢おられるのではないか。
最近私のブログのコメント欄を通じて熱い、そして実に際どいバトルを繰り広げられている方も、実にお若い。