選挙に出ないほうが役に立つ三橋貴明氏 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

たった一人で岩をも砕く力を持った人は、選挙には出ない方がいい。

これが、正直な私の感想である。


何にでも、急所はある。

その急所を探し当てることが難しいことは皆、分かっているが、それでも他人から聞いてどの辺りが急所か検討をつけることくらいは誰でも出来る。

しかし、仮にその急所が分かっても、さてその急所をどうやって攻めるのが有効か、ということになると、どうしても名人、達人に登場してもらわなければならない。


急所を一撃する力が弱くては、何の反応も得られない。

ほんの1ミリずれたり、力を入れる方向が狂ってしまえば、それでお終いになる。


今、三橋貴明氏のブログを読ませていただいているが、実に冴えている。

ネットの世界で急成長を遂げられた経済金融評論家の方のようだが、この人の知見を使わない手はないのではないか。

私は、そう思っている。

私自身に知識がない分野なので、それぞれの議論の真偽や優劣を自分で見分ける力がないのが残念だが、三橋氏の提唱する経済金融政策を実行してみてはどうか、と考えている。

そのくらい、三橋氏の提言には説得力がある。


経済金融政策が間違ってしまうと日本の経済がおかしくなり、国民の生活が破壊される。

その時々の思いつきや政治的な駆け引きで日本の経済金融政策が振り回されるようになることは、絶対に避けなければならない。

そう考えると、私には三橋氏が何故今の段階で自民党の参議院の候補者になったのか、不思議でならない。


三橋氏の政策を丸呑みさせるためには、三橋氏を政治の埒外に置いておかなければならない。

単なる一政党の一候補者になってしまうと、残念ながらどんなにいい提言でも、おもちゃにされてしまう。


今の政党や政治家を超える存在にならないと、本当には役に立つことが出来ない。

三橋氏は、どうやら名工の一人のようである。

その名人芸、技をさらに磨くべきで、政治の世界で遊んでいては、もったいない。

必ず出番が来るはずだ。

私は、そう確信している。


三橋氏のブログに寄せられているコメントも、実に深い。

これからの日本にとって大事な人のようである。

どうするのが一番日本にとって役に立つことか、ということを是非、三橋氏にはお考えいただきたい。