昨日で臨時国会が閉会した。
如何にも手心を加えたかのような、ぬるい国会だった。
まだ決戦のときにあらず。
皆さん、そう思っていたようだ。
9月14日の民主党代表選に向けての様々なグループの動きが報道されている。
実質上日本の総理大臣を選ぶ選挙になるから、今度の民主党代表選挙は大事だ。
野党時代に作った民主党の代表選挙規程は、とりあえず数だけ集めよう、国民の関心を盛り上げようという目論見で作られたもので、とても、日本の総理大臣を選ぶ、国民投票あるいは予備選挙のような重みのある代物とは言えない。
民主党の党員やサポーターには外国人もなれるそうだから、日本の政党としての民主党の存立基盤がどこにあるのかよく分からない。
国際社会に開かれた政党、だなどと標榜しても、ずいぶん無防備な政党である。
まずは日本の国民政党としての足腰を鍛える必要がある。
少なくとも、外国人に投票権を認めている選挙規程は速やかに見直すのが賢明だ。
かつて実施された代表選挙では、投票用紙を開票後直ちに焼却し、その後の点検や検証を不可能にした、という話を耳にしたことがある。
まさか菅執行部がそんないい加減な選挙管理をするとは思わないが、一部の組織がその金とネットワークを動員してサポーターの投票を大幅に増やして選挙結果を左右する、などということになったのでは、わが国の議会制民主主義の基盤が大きく揺らぐことになる。
民主党には、くれぐれも公正な代表選挙を実施していただきたいものである。