参議院選挙が終わったばかりだというのに、如何にもこれから選挙が始まるような慌しさを感じている。
普天間の決着は11月の沖縄県知事選挙の結果を見てから、ということになりそうだし、今のままでは来年度の予算編成方針の決定も9月12日の民主党代表選挙の決着を見てから、ということになりそうだ。
菅内閣は、大事なことは何一つ決められない機能不全内閣になりそうである。
となると、私たちはなるべく早く突破口を作らなければならない。
目標は、ただ一つ。
日本の政治を安定させ、国民の生活を守ることを唯一の課題とする救国政権を作ること。
9月の民主党の代表選挙の結果ころころと総理の顔を変えるようなことを国民が許すはずは無い、と私は見ている。
どうしても総理の顔を変えるのであれば、連立の組み換えをして、衆議院・参議院の両院で安定した議席を確保した新しい政権にしてもらわなければならない、という願いが強くなるはずである。
となれば、ここで衆議院を解散し、国民の審判を受けるのが一番手っ取り早い方法になる。
この解散の引き金を引くのは、おそらく公明党と小沢氏だと思う。
公明党は、新しい連立政権の中に入って、自分達の政策を実現するため。
小沢氏は、自分から離れ、あるいは自分に背いた人たちに意趣返しをするため。
その動機はともかく、政治が安定化に向かい、本当に国民の生活を守る、信頼できる救国政権が出来上がるのであれば、私は早期の衆議院解散・総選挙に賛成である。
これをしなければ、憲法審議会を今、開いても意味が無いと思っている。
現在は、国会も内閣も機能不全に向けてまっしぐら、ということかしら。