これからのみんなの党にとって必要なこと | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

この参議院選挙で特筆すべきなのは、みんなの党が参議院で10議席を獲得し、単独での法案提出権を確保したことである。


他党と事前に協議をしないでも法案を提出できる、ということは実に凄いことなのだが、気を付けないと思いつきだけの、穴だらけの法案を外に向けて出してしまうかも知れない。

他党とのすりあわせを行う、ということで、自分たちだけでは気がつかなかったような欠陥を気づかされることがある、というのが、実際に立法活動に携わってきた私の経験である。

そういうチェック機能が働かないで自己満足的な法案を出してしまうかも知れない、ということの恐ろしさを是非知っていただきたいと思う。


みんなの党が今回の参議院選挙で10議席獲得した、ということは、次の参議院選挙では20議席以上獲得する可能性がある、ということである。

参議院の10議席は、衆議院の50議席ぐらいの重みがある。

次の衆議院選挙ではどういう選挙制度になっているか分からないが、現状のまま次の衆議院選挙が行われるとしたら、みんなの党は上手にやると100議席ぐらい獲得する可能性がある。


大変な責任がこれからのみんなの党には、のしかかってくる。

各分野で即戦力となり得る、その分野での一級品の人材をどうしても糾合しなければならない。

天一坊みたいな胡散臭い人物を上手に排除しながら、本物を集める努力がまさにこれから必要となる。


責任政党として大きく飛躍するためには、まず一級品のブレーンを集めることから初めては如何か。


国会議員だけで法案を作るのではなく、有識者から様々な意見を聴取し、国民の声にも十分耳を傾けて一つの法案を作り上げる、そういう仕組みを早急に作る必要がある。

みんなの声を国政に反映する、新しい政党・みんなの党、ということで、これまでのスタイルをガラッと変えたら如何だろうか。


水野賢一氏がみんなの党の参議院議員会長に就任するらしい。

とてもいいことだと、私は思っている。

小野次郎氏も参議院でそれなりの活躍の舞台が与えられるのではなかろうか。


私は、みんなの党のこれからに大いに期待している。