私の出処進退の表明は、6月10日を目途としていた。
自民党は離党させていただくが、特にどの政党から立候補する訳でもないので、あえて党本部に離党届を持っていったり、記者会見をするつもりはない。
今後、そういう必要が生じたときはそうさせていただくが、今日からはただの元国会議員である。
私を通じて自分の意見が国政に反映されることもあるかも知れない、という皆さんの期待に応えることが出来ないが、引き続いてこのブログを通じて私の思いを発信させていただく。
何かの参考にするもよし、無視するもよし。
ということで、早速、書いておく。
かつて江藤淳が書いていたが、小沢氏は、この際潔く政界から引退して水沢に帰るべきである。
小沢氏の時代は、終わった。
鳩山前総理の民主党両院議員総会でのあの発言を受け容れたところで、小沢氏の政治生命は尽きた。
どうやって美しく散るか、を考えるべきだ。
6月16日の会期末までに政治倫理審査会の開催を求め、自分の思いの丈を述べることである。
これからは沈黙は金、ではない。
切々と自分の政治生活を振り返り、自分の政治理念を語り尽くすと共に、今回の政治資金規正法違反事件についてマスコミから謂れの無い報道をされていることについてすべての真相を語り、国民の疑問にとことん答えることである。
そのうえで、自分の秘書を3人も刑事被告人にさせてしまったということについての道義的責任を明らかにし、政治倫理審査会の場で議員バッジを外すことである。
検察庁は、既に2度にわたって小沢氏を不起訴にしている。
検察審査会が再度、起訴相当の議決をする確率が高いが、ここで小沢氏が国会で十分の説明責任を果たし、道義的責任を取って議員を辞職する、という決断をしたら、多くの国民は小沢氏の決断を評価するはずである。
小沢問題をいつまでも引き摺っていたのでは、クリーンな民主党もクリーンな政治も実現できない。
小沢問題に幕を引くために小沢氏が政治倫理審査会に自ら出席し、その場で議員バッジを外す。
絵になると思うが、如何か。