日本の政治を、選挙目当ての、崇高な理念抜きの単なる数合わせ、バラマキ型の節操のない低劣なものにした責任者は小沢一郎氏である。
昨日の鳩山総理の所信表明演説は不評だが、国民の心に訴えようという必死さは十分伝わった。
その心意気やよし。
具体的な施策との整合性がなく、いくらトラスト・ミーとのたまわれても信頼することは出来ないが、鳩山総理がそういう理念型の政治家たらんとしていることだけは分かる。
この際、鳩山総理のいいところを最大限引き出しておきたいと思う。
現在の日本の最大の政治的な実力者、権力者が小沢氏であることは誰しも認めるところであるが、小沢氏には鳩山総理のような夢や甘ったるい理想はない。
力はあっても色がない。金はあっても夢がない。
あるのは、あくまで力を蓄えること。お金を蓄えること。
そういうことが、この数日間の報道で明白になってきた。
私たちは、できるだけ理想主義の政治を実現したい。
国民の一人ひとりの夢と希望を大事にし、若い人を育てることに専念する政治を目指したい。
小沢氏は、そういう理想主義からは一番遠いところにいる。
こういう人にいつまでも牛耳られている日本の政治が情けない。
こういう人に物も言えない国会議員が情けない。
こういう人の力を利用できるだけ利用しようと狙っている政治家や様々な利益団体が情けない。
日本の再生のためには、まず理想を高く掲げることが大事だ。
私は鳩山総理の所信表明演説を支持する。
そのうえで、鳩山総理に進言する。
小沢氏をこれ以上利用すべきでない。
小沢氏は、速やかに国会議員を辞職すべきである。
小沢氏は、民主党の幹事長のみならず、国会議員を潔く辞任すべきである。
貴方が日本の政治を汚している。
貴方が日本の政治家を矮小な存在にしてしまっている。
貴方が日本の再生を妨げる最大の癌になってしまっている。
そのことに、まだ気がつかないのかしら。