普天間基地移設問題では、岡田外務大臣を支持したい。
本気度、真剣度が垣間見られる。
たとえどんなに罵声を浴びようとも、普天間基地移設問題は年内決着を目指さなければならない、という覚悟の程が伝わってきた。
昨日岡田外相は総理官邸を訪れ、1時間20分に亘っては鳩山総理と会談したようだ。
1時間20分という時間に注目いただきたい。
肌合いの会わない人とはそんなに長い時間一緒の席には座れないものだ。
どんな大事な用件でも、要点が整理されていれば30分もあれば結論を出すことが出来る。
結論が見えているものであれば、2、3分もあれば十分だ。
相手に遠慮がある場合は10分、20分と会談の時間を取るが、話が終わればさっさと別れるもの。
1時間20分も話し込んだということは、鳩山総理にとって岡田外相は良き話し相手、相談相手になっているという証拠ではないだろうか。
12月4日、鳩山総理は小沢一郎民主党幹事長と会ったそうだ。
総理の官邸日誌にはその記録がないから、マスコミの取材を避けるようにして会ったのだろう。
さて、どんな雰囲気だったろうか。
皆さんには、その会談の様子が想像出来るだろうか。
わざわざ民主党参議院議員会長の輿石氏の同席を求めている、ということだから、場の取り持ち役が輿石氏だと見ていいだろう。
小沢氏は例のごとく寡黙、口を開くのはもっぱら鳩山総理と輿石氏。
小沢氏の意向は輿石氏が代弁する、という格好になったのではないか。
かなり重苦しい会談になったはずだ。
こういう会談の時間は、せいぜい15分程度。
昨日、総理公邸で松野官房副長官ら数人の側近と3時間以上に亘って会食をした、と報道されている。
昨日の会談で、少しでも鳩山内閣がいい方向に向かって動き出してくれるのを、私は期待している。