河野氏の得票が少な過ぎる | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

こういう時にセンスの無さを示してしまうのが、派閥にとらわれた人たち。


河野氏の議員票が西村氏よりも少なかったのは、残念だ。

森、町村、安倍の3氏が西村担ぎをしたための結果であることは、明らかだ。

西村氏がまだまだ総裁の器には遠い存在であることは誰もが知っていたはずなのに、なんで今回彼の名前が出たのかいまだに不思議でならない。

必然性がどこにもない。


河野氏の場合は、主張が明確であった。

彼は、自民党の旧態依然とした体質を批判するために、自分には20人の推薦人が確保する力がないことを承知で名乗りを上げた。

ピエロになることを承知で、旧来の自民党体制に挑戦したのである。


その挑戦を妨害するためだけの役割を担ったのが、西村氏。

残念である。


谷垣新総裁は、全員野球などと言っているが、どうやら今念頭にあるのは現職の国会議員のことだけのようだ。

それではいけない。

次の選挙を戦うために必死の努力を重ねている人たちへの熱い思いがなければ、党勢の回復など不可能だ。

落選議員を鼓舞させる力を持たない人たちが新しい執行部を構成しても、絶対に次の選挙で政権交代など起きない。


河野氏の得票が少な過ぎたのが、つくづく残念だ。