山本一太氏の来年の参議院選挙に関する分析は鋭い | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

自民党総裁選挙の様子を知るためには、山本一太氏のブログを読むのがいい。

率直に事実が書かれている。


来年の参議院選挙についても触れていた。

そのとおりだと思う。


少なくとも来年の参議院選挙までに自民党にとって事態が好転する可能性はない。

民主党には中堅若手のスターが揃っているが、自民党には少ない。

華のある政治家がいない、というのは致命的である。


民主党の大臣・副大臣のスキャンダルを待っていると、実は自民党に矛先が向いてくるかも知れない。

そう、山本氏は指摘する。


誰がどんなことを仕掛けてくるか、ということについても山本氏は的確に指摘している。

いちいち頷けることばかりである。

自民党にとっては、まさにこれからが本当の危機である。

絶対に幻想など持たないほうがいい。


しかし、このまま自民党が壊滅しても困る。

この際、徹底的に自民党の改革を推し進めるしかない。

解党的出直しが必要である。


身内に膿があるのであれば、まず自ら徹底的に絞りつくすべだ。

新総裁が谷垣氏になろうと河野氏になろうと、これは譲るべきではない。

臨時国会が始まるまでに、本当の攻撃力・破壊力を備えた若手を第一線に並べるべきだ。

落選した中堅若手にいい人材が揃っていたのだが、ここは頑張ってもらわなければならない。

この際、老壮青のバランスだとか、全員野球などとは言わないことだ。

思い切った若返りを断行すること。

これが、何よりも重要だ。

そして、利権の臭いが漂う人は、すべての役職から外すこと。


清く正しく、かつ迫力のある人材を揃えることが肝要である。

必要であれば落選議員も党の執行部なり、補佐役として活用すればいい。


さらに、来年の参議院選挙の候補者は全員差し替えること。

現職であっても、新人にチャレンジ権を認めたらいい。

そのために、新執行部が発足したら早速候補者の公募を実施することである。


その位のスピード感を持って取り組めば、新しい自民党を打ち出すことが出来るかも知れない。

まずは、本当に健全な野党、を作ることから始めていかなければならない。


次の政権交代は、新しい自民党になってからのこと。

5年かかるか、10年かかるか。

この長丁場の戦いを戦い抜く力を持った人たちで新しい時代を作り出していただきたい。