昨日、朝霞青年会議所の主催にかかる公開討論会が開催された。
大変大事な試みだが、もう一工夫欲しいところだ。
これまでは政治家個人の特性が滲み出るような工夫がなされていたと思うが、今回は、政党マニフェストの検証という目的があったのか、かなり没個性的で、そもそも立候補予定者間での討論が予定されていなかったのが残念だった。
コメンテーターの補足的な質問ということで、候補予定者の回答に対してそれぞれ2問程度追加質問があったが、2問にわたる質問を1分間で答えさせる、というのは酷である。
タイムキーパーの方も時間の測りかたに戸惑っておられたようで、若干緊張感に欠けていた。
聴衆の皆さんは、候補予定者の間で火花を散らすような議論が展開される様子を直接見てみたい、聞いてみたいと思って出席されたものの、いささか期待はずれだったのではないか。
準備が大変だとは思うが、是非複数の方で企画を練り、質問の内容も地元の課題についても配慮したものにする必要がある。
政治家が自分の夢を語るチャンスがない公開討論会は、学者に批判的検証の材料を提供するだけの場となる。
今回のコメンテーターの関心は、政党マニフェストそのものにあったらしく、地元の政治課題についての意見や候補予定者の個人的資質に関する質問がなかった。
これでいいのだろうか。