雨が降ると窓を閉める人がいる。
風が強いと窓を閉める人がいる。
雨風が強いと外に出るのは止めておこうとする人がいる。
皆、間違い。
雨の日こそ外に出る。
ずぶ濡れになってもいいから、窓を開けて手を外に出し、手を振る。
ずいぶん常識とは違う行動をする。
これが選挙だ。
苦労の道を買って出たのだから、人の何倍も苦労するのは、当然。
そう思うと、苦労が苦労でなくなる。
疲れるでしょう、と声をかけられて、いや全然疲れません、などとつい本音を語ってしまうが、これは痩せ我慢でも何でもない。
身体がそうなっているのである。
まあ、あまり可愛くないが、これが真実。
今日は、ときどき篠突くような雨が降っていた。
よさこいの踊り手たちも雨の中で踊っていた。
ああ、気の毒に、などと思ったが、踊り手の皆さんは雨をものともしないで踊っていた。
選挙も祭りも、似たようなものだ。
どんなに悪条件であっても、見た目ほど当事者は苦にしていない。