私たちに明日はあるか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

衆議院の解散が刻々と迫っている。

しかし、実感がない。

まだ、私たちは本当のバトルの場を経験していない。

出来れば明日は、党内で大激論を戦わす最後の日になることを冀っている。


とことん議論を尽くせば、解決の方向性が見えてくるはずだ。

周りを唸らせるような名調子が続くことを願っている。

明日は絶対にフルオープンで願いたい。


ここに来て、こそこそやる必要はない。

とにかく逃げないことだ。

解党覚悟で徹底的に議論を尽くすこと。

この議論に勝った人が、これからの自民党のリーダーだ。


もはや派閥のリーダーがそのまま自民党のリーダーになれる時代ではない。

そのことを肝に銘じて明日の論戦に臨んでいただきたい。

誰も意見を言わないのであれば、私が発言する。

多分、その必要はないと思っているが。


こういう状況の中で、津島派の会長津島雄二衆議院議員が政界を引退すると発表された。

津島さんは、温厚で政策に明るい、私の尊敬する、いい政治家である。

自民党の二番目の派閥の会長で、磐石の地盤を誇っておられるはずの津島さんでも考え込まざるを得ないような、激しい逆風が全国で吹いているという証拠である。

皆、自民党が危機的な状況にあることをよく認識していただきたい。


すべては、明日に懸っている。

そして、明日の結果次第で、政界引退を表明する古参政治家が何人か続くような気がする。

待ちに待った世代交代が、こんな風に実現する。


考えてみれば、いいことである。

災い転じて福となす。

ピンチをチャンスに変えるチャンスかもしれない。


明日の麻生総理の発言は、重要である。


あらゆるプライドを捨て去り、ひたすら現在の国難に対処するため自分の一身を擲って国民に尽くす覚悟である、という思いを端的に示していただきたい。

ここで国民の共感が得られないようでは、私たちに明日はない。

さあ、いよいよだ。