奇跡は始まっていた | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

おはようございます。


目覚めました。

奇跡は既に起きていたのです。

まだそれが奇跡なのか確実には検証できませんが、少なくとも奇跡が始まっている、ということを取り急ぎお知らせ致します。


明日、来年度の予算と予算関連の税制改正法案が成立することになりました。

参議院の本会議で否決され、衆議院に予算案や税制改正法案が回付された後衆議院の本会議が開催されて再議決される運びとなったのです。


参議院民主党が明らかに変わりました。


予算や法案には賛成しないが、数を頼りに審議の引き延ばしや審議拒否という姑息な手段は使わない。

衆議院での審議と遜色のない審議を尽くしたら採決に移る。

採決の結果で参議院の意志を表示する。

後は、憲法と国会法の規定に基づいて両院協議会を開催し、そこで合意が得られなければ衆議院で再議決する。


そういうことになったのです。

衆議院と参議院のねじれが依然として続いている状況の中で、本来の国会の機能が回復し始めました。

安倍内閣、福田内閣では実現不可能だったことが、はじめてこの通常国会で実現します。


これこそ奇跡の始まりです。

昨年の臨時国会の冒頭解散を覚悟していた麻生総理の下で幾つかの奇跡が現れてきました。


児童ポルノ所持規制問題について、新たな動きが始まりました。

与党プロジェクトチームが4月2日に開催されることになりました。

かつてのPTメンバーに会議の案内が来たようで、私も出席することになります。


この民主党から衆議院に対案が提出され、協議を求める声が上がりましたので、これを受けてのPTだと思います。

これからの残された会期の中で何らかの結論を得るための作業がこれから精力的に行われる、という合図です。


昨年のPTでは、まだ議論を尽くされていない。

もう少し検討を続けて、より良い成案を得る必要がある。

そういう思いが残りました。

ひょっとしたら、与党として党内手続が済んでいる現在の単純所持処罰法案に更に一定の縛りをかけることができるかも知れない。

なんとかそう持って行きたいものだ、と念願してきたことが、この段階で実現することになるかも知れません。


動かないはずの国会がこれからどんどん動くようになる。


たった一つのガンを取り除くだけで、国会が機能を回復し、正常化する。

いいことです。

まだ完全には除去されておりませんが、実質的には無能化しているようです。


来週からは、新しいうねりが起きているのが誰の目にも見えるようになるのではないでしょうか。

本当の奇跡は、その後起きます。