拙速は無為に優る | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

おはようございます。


昨日、ようやく衆議院を通過しました。

麻生内閣は色々言挙げされますが、やるべきことはやってきております。

民主党との間で連立をしているわけではありませんが、時間さえかければ予算も予算関連法案も成立するのですから、自民、公明、民主の変則的・時差付き連立だと言っても良いかも知れません。

とにかく結果を出すことが大事です。


拙速は無為に優る。

百の念仏よりも、今何を為すか。

私は、そう思っております。


予算と予算関連法案が衆議院を通過したから、さあ麻生降ろしがが始まる、新聞はそう書き立てておりますが、とんだ不見識です。

今は足元を固めて、政権与党としての信頼を取り戻すとき。

我慢した我慢して、我慢の限界に達したときに、さてどうするか、と考えるべきです。


私は、民主党や現在無所属の良質な保守政治家との間に本当の連帯関係を築かない限り日本の政治の安定はない、と確信しております。

これから9月の衆議院議員の任期満了までの約6ヶ月間が正念場です。


麻生総理や与謝野大臣は、是非とも衆議院解散総選挙後の日本の政治をどう構築していくか、現在日本が直面している日本の政治的、経済的危機を踏まえてご自分の基本構想をそろそろ語っていただきたいと思います。

それが納得できないようなものであれば、別の新しい旗を立てるのは当然でしょう。

何も展望を示すことが出来ないのであれば、別の誰かが新しい旗を立てるのが自然です。


衆議院を予算が通過した。

新しいステージに移るのは当然です。

しかし、それはマスコミが期待するような、自民党の分裂に終わるだけの麻生降ろしであってはならないと思います。


どうやったら本当に日本の危機を乗り越えることが出来るか。

こんな時に、まだ衆議院の即時解散を求める有識者と称される一団がいることは驚きです。

必要なことは、日本をどうするのか。

その展望を要路の政治家に求めることではないでしょうか。