言葉の力を痛感させるようなニュースを見ました。
「地方は国の奴隷だ。
奴隷解放をすべきだ。」
関西空港の直轄事業費の地方負担金の拠出を断わる口実として、大阪府の橋下知事がそう金子一義国土交通大臣にまくし立てる映像を見ました。
テレビカメラを計算に入れた、実に瞬発力のある言葉です。
橋下知事は小泉元総理を超える「言葉の力」の持ち主だと、つくづく恐れ入りました。
第三世代のリーダーには、こういう人になっていただかなければなりません。
物事の本質を一瞬に見極め、一撃でどんな大石をも砕くことが出来る。
すごい天才です。
不満分子を抱え、まだ大阪府の府政推進に若干の不安要素を抱えておられそうですが、私は、橋下知事の応援団になりたいと思っております。
橋下知事のポスターには、大阪府の地図ではなく、関西州の地図が描かれ、道州制実現、と書いてあると同僚の松浪健太衆議院議員が述べておりました。
知事が道州制推進の先頭に立っているというのも凄いことです。
自民党の中堅・若手議員の新しい結集の拠点である、「自民党を刷新する第三世代の会」(仮称)に、橋下知事のような世代の人が参画していただければありがたいと思っております。
知事がこれだけ元気を出してくれれば、私達は安心して国の仕事を地方に移していくことが出来ます。
単なる地方分権から地域主権的な道州制の実現に向けてさらに具体的な歩みをはじめることが、現在の日本の危機を救う唯一の方策だ、と私は思っております。
国は地方を奴隷から解放すべきだ。
そう言われてドキッとしない人はいないでしょう。
今日から政治のテーマは、地方分権、地方解放に移るのだと思います。
国民を覚醒させる魔法の言葉。
「地方は、国の奴隷じゃない。」
こういう言葉には間違いのところもありますが、大筋は正しい。
これで、第三世代の会のこれからの政治行動の方向が決まったような気がします。
(しかし、小泉ぶち切れ発言、中川朦朧記者会見のダブル映像の力の方がまだまだ強く、一般のマスコミや国民の方々の関心を政策問題に引き戻すことは、さすがの橋下知事でも難しそうです。
いやはや。)