麻生総理の支持率が急落した、と新聞各紙が報道している。
やはり先日の党首討論が大きく響いたようだ。
一連の原稿読み違いや不適切発言でマスコミが色々取り沙汰できる材料を提供したことも、この支持率急落の裏にある。
自民党の中でさざ波が立ち始めている。
新聞はこういった動きは大好きなようで、針小棒大に書き立てている。
さざ波が大きなうねりに成長することを願って、どんどん紙面の文字数を増やしている。
しかし、うっかりこの動きに乗っては、危ない。
さざ波が同調して、大波になることもある。
私は、今回はさざ波を打ち消す、別のさざ波を作ることにする。
今日本が直面している危機は、とても政治の空白を許すようなものではない。
ここで足の引っ張り合いをしているような時か。
私の身近な人が、如何にも反麻生グループを立ち上げようとしている、と世間に受け取られるような動きを示しているが、これは拙い。
そういう動きを今するのであれば、むしろ直ちに自民党を離れて新しい政党を立ち上げた方がいい。
その方が潔く、かつインパクトがある。
自民党のコップの中で嵐を起こそうとしても、たかがコップの中の嵐。
とても日本を変える力にはならない。
小さい、小さい。
これでは、日本を救う新しい力を産み出すことはできない。
たとえ私に声がかかっても、これに応じることはできない。
今必要なのは、民主党の良質の若い政治家と、救国戦線を組むこと。
僅か10人でも、民主党の若手との連携を表看板に出せれば、本格的政界再編への主導権を握ることが出来る。
自民党の中で、麻生総理に代わる次の総裁候補を担ぎ出すだけの新しいグループを作るだけでは、殆ど何の役にも立たない。
もっと志を高く持つべきである。
現時点で政界の中枢を担っている人、すでに担った人は、今の政治状況ではあまり役に立たない。
次のリーダーを育てる、ということに全力を傾注するべきだと思う。
俺が、俺が、の目立ちたがりでは、これからの日本を引っ張っていくことは出来ない。
自分を捨てる覚悟のある人が動きを初めてこそ、日本は再生への道を歩み始めることが出来る。
今は無名でも、次の日本のリーダーに相応しい政治家も一人や二人はいるはずだ。
皆さんは、どう思われるか。