職業の道楽化 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

先日埼玉新聞友の会西部地区の懇親会に出席した。

懇親会に先立って総会と記念講演会が開催されていたが、ほんの少しだけ講演を聴くことが出来た。

講師は、埼玉県副知事の橋本光男氏。

テーマは、埼玉県の可能性、ということだったようだ。


講演は殆ど聴けなかったが、一つだけ私の興味を引いた言葉が黒板に書いてあった。

本多静六氏の、「人生の最大の幸福は、家庭の円満と職業の道楽化」。

本多静六氏は埼玉県の菖蒲町出身の林学博士で、日本の公園の父と称されている学者だそうだ。


「職業の道楽化」というのは、いい言葉だ。

どんな人物かと思って、インターネットで調べたら、これは凄い。

人の3倍から5倍働く。

人生即努力、努力即幸福がそのモットーだったそうだ。


経済の自立なくして自己の確立はない。

成功の秘訣は職業の道楽化にあり。

慢心を抑えつつ、好機は逃さない。

常にプラス思考を保て。


この見出しを見るだけで、本多静六の心意気が伝わってくる。


「幸福とは自分の望みがかなう状態をいう。

他人が決めるものではなく、自分自身が決めることである。

常にプラス思考を保つように心掛けていれば、状況は上向きに変わっていくにちがいない。

上向きの状態が幸福であると言えるならば、幸福に上限はない。

そして、当然のことながら、幸福は自分の努力・働きにより達成されるものでなくてはならない。

ゆえに、努力とは一生涯絶え間なく継続すべきものであり、同時に自身に幸福をもたらすものである。」


これは、凄い。

私自身の信条をこれほど見事に表現していた先人がいたとは、つい今まで知らなかった。


先日の法務大臣、副大臣、大臣政務官の打ち合わせで、それぞれの職務分掌について話し合いがあった。

会議の冒頭、私が「人の3倍ぐらい仕事を貰わないと、仕事をした気になりませんので、どんどん仕事を割り当てて下さい。」とお願いしたのは、どうやら本多静六の信条と同じものを私が持っていた、ということだったようだ。

先日、官邸から私の経歴や趣味についてどうホームページに載せるか、照会があった。


「趣味は仕事、とでも書いておいて下さい。」とお願いしておいたが、さてどうなっただろうか。