勇気ある発言が続く自民党税調小委員会 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

今日、税制調査会小委員会が開催された。

戦後の税制改正の沿革と諸外国の最近の税制改革について財務省から説明があり、次いで内閣府から税制の改正が経済にどのような影響を与えたかについての専門的観点からの分析が示された。


いよいよ税制の抜本改革についての議論が本格的にスタートする。

焦点は、なんといっても消費税問題である。


一部のマスコミは、自民党の税調幹部はは消費税の改訂を見送ることにした、と報道していたが、今日の小委員会では、無駄ゼロの行政改革を進めることは当然であるが、それだけでは財政の再建が出来ない。

社会保障の財源を確保しなければ、国民の生活を守ることもできないではないか。

何に使うか使途を明確にしたうえで消費税増税の必要性を真剣に訴えれば必ず国民理解してくれるはずである。

自民党は、その時々の世論に迎合して政策を歪めてしまうような、ポピュリズム政党ではないはずだ。

堂々と正論を訴え、国民の理解を得られるよう努力すべきではないか。


そういった発言が相次いだ。


目前に迫った選挙のことを考えれば国民が嫌がるような増税議論は先送りすべきだ、などといった低俗な議論は誰からも出ない。

日本の将来を考えれば、今私たちが出来ることは、今の内にしっかりやるべきではないか。

自民党としては、若い世代につけを回すような無責任なことは絶対にすべきでない。


そういう空気が出席議員を支配したようである。


かつて党幹部の方針に抵抗し、消費税導入に反対の論陣を張ったために大蔵省政務次官への就任を1年半以上先送りされたことがある、と自らの体験を紹介しながら、しかし、今は、消費税の増税を回避できるような状況ではない、そう太田誠一代議士が強調したことが、増税論議先送り論を封じ込めたのかも知れない。


嫌われてもいい。

いくら批判されてもいい。

しかし、本当のことを堂々と主張してこそ、自民党としての存在価値がある。

目先の選挙にマイナスだから本当のことを言うのを止めておこう、等というのは、姑息だ。

そういう、みっともないことは、やめようではないか。


政治家の気概、みたいなものが段々漲ってきた。

どうやら皆、気合いが入ってきたようだ。


いいことだ。

内閣の改造が近くなった証拠である。


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