本当のことを良く知らないのに、知ったかぶりをして、何かを言わなければならないことがしばしばある。
後期高齢者医療保険制度は、見直すべきか。
後期高齢者医療保険制度廃止法案は、反対すべきか。
そういうときに頼りにするのが、役所や党の幹部から提供される情報。
本当のことを知らないから、とりあえずは役所から提供される情報を正しいものと信じて、それなりの話をすることになる。
党の幹部から提供される情報も根っこは役所から提供されたもの、ということが多いから、結局、役所の情報で政治が動くことになる。
その役所から提供される情報が正しいのか間違っているのか、大事な情報が抜けているのかいないのか、あるいは特定の情報が過大に扱われているのか、それとも不当に小さく扱われているのか、などは、部外者にはまったく分からない。
しかし、古川俊治参議院議員は、長年医療の現場で活躍し、かつ、大学の教授として医療行政にも様々な提言をしてきた一流の人材である。
役所から提供される情報を鵜呑みにせず、物事の本質を的確に判断できる専門家である。
その古川議員が、自信をもって,後期高齢者医療保険制度しか日本の医療保険制度の崩壊を救う道はない、と断言しているのだから、門外漢の私がそう言うより遥かに説得力がある。
社会保障制度等についての私の見解は、いずれこのブログで述べさせていただくが、とりあえずは、後期高齢者医療保険制度については、昨日の自民党朝霞支部での古川俊治参議院議員の講演内容を私の意見として聞いていただきたい。
さて、この度、自民党の無駄遣い撲滅プロジェクトチームのメンバーに選ばれた。
どこをどう調べたら行政の無駄遣いの証拠が出てくるのか、膨大な書類のどこにその痕跡が残るのか、などはまだ分からない。
おそらく当事者でなければ分からないような無駄遣いがあるはずだ。
強制捜査の権限がなく、役所から提供される情報でとりあえずの運営をせざるを得ない与党の国会議員のところに、こんな内部情報が入ることは少ない。
結果的に、内部告発がなければ、なかなか真相には辿り着けないだろう。
こういう作業がしばしば野党の国会議員の独壇場になるのには、こんな背景がある。
しかし、今は、与党の国会議員がその持っている本当の力を発揮するときである。
役所出身の若い国会議員や、古川参議院議員のように長年その分野で活躍し、本当のことが分かっている国会議員の力が今、求められている。
こういう人たちと、新しい政治の流れを作り上げたいものだ。
私は、真剣に、そう考えている。