山口の衆議院補欠選挙で平岡秀夫氏が当選した。
比例区選出の衆議院議員を辞職して、小選挙区の補欠選挙に立候補することの違和感が全くなくなったようだ。
これで民主党の小沢一郎氏の選挙に強い、という神話が続くことになった。
戦に強い、ということは、政治家の特性の一つである。
争点の作り方や自民党に対する攻撃の仕方など、学ぶべきことが多い。
今回の衆議院選挙は、どうやっても自民党に風が吹くような選挙ではなかった。
悪材料が噴出する中で健闘した山本繁太郎候補と選対関係者に心からお疲れ様でした、と申し上げたい。
山本氏は、実務能力に恵まれた人材である。
選挙には敗れたが、本人の評価がそれでずたずたになるわけではない。
必ず本人に相応しい働き場が出てくるだろうと期待している。
それにしても、厳しい選挙結果であった。
国政全般に対する国民の批判が山本候補への逆風になった、いうマスコミの分析を真摯に受け止める必要がある。
昨日のブログで山口の選挙結果では国政の流れは変わらない。国民の政治不信はかつてほどではなくなった、と、あえて挑発的な意見を書いておいたが、やはり読者の方々から沢山のコメントをいただくことになった。
ネットの力が新聞報道よりも大きくなっている、とは聞いていたが、自分たちの納得できないブログを読んだらすぐ書き込みをする時代になったようだ。
こんな風にして民意が育つのかな、という感じだ。
いずれにしても、自民党の危機であることは間違いない。
民主党、侮るべからず。
小沢一郎、侮るべからず。
もっとも、平岡氏が、反小沢の先頭に立ってきた、などということは、山口の有権者の方々は知らないんだろうな。
さて、9月の民主党代表選挙に向けて、これからどんな動きが始まるのだろうか。