2015年・夢の道州制実現に向けて/新しい国のかたちをつくる | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

いよいよ道州制の検討が本格的に始まった。国と道州の役割分担に関する小委員会の役員会が開催され、遠藤武彦小委員長から大胆、画期的な提案がなされた。


わが国は明治政府以来、官僚による統制が長く行われてきた。とりわけ敗戦後は、有能な官僚による行政主導による政治が行われてきた。だが、戦後の大胆な改革、重要な政策は、全て政治主導で実行してきた。行政機構が肥大化し、官僚による統治が劣化している今こそ、官僚主導・官僚依存から脱却し、真に政治がリーダーシップを発揮していく時代が来ている。特に、道州制の実現、中でも道州と国の役割分担は、政治主導で実現すべきものと考える。国家と国民の将来を担う国会は、「官僚制の時代」と言われた0世紀と訣別し、政治による自己責任、自己統治を明確にし、実現していく、新世紀21世紀の国づくりをしていかなければならない。

官僚統治は補助金政治を加速させてきた。補助金制度は陳情政治を常態化させた。補助金と陳情の政治は癒着と腐敗の温床・根源である。

道州制はこれまでの統治機構を根本から変革するものである。これまで当たり前と思ってきたこと、これでいいんだと考えてきたこと、これしかないんだと思い込んできたこと、その全てをまず壊しつくさなければならない。

道州制を論議するに当たっては、既成の概念・既得権・官僚制について大胆にして細密な意識改革が求められる。道州制の実現は国会議員のみが為し得るものであり、全く新しいものを選択し、創造していくことである。


遠藤委員長のロマンが見事に表現されている。道州制が実現すれば、国のかたちが変わる。道州制ビジョン作りに3年、実現に5年という目標を掲げ,今こそ船出のときである。