もっと弁護士が欲しい! | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

いよいよ通常国会が始まった。今朝は8時から永田町の自民党本部で政務調査会の部会が開催された。
私が副部会長を務める国防三部会合同会議では、平成19年度防衛関係予算案、防衛省設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案、駐留軍等の再編の円滑な実施に関する特別措置法案について審議を行い、それぞれの法案提出を承認した。
部会の承認がなければ政調審議会、総務会の審議にかけられないので、政府としてはなんとかして関係部会の承認を得るため主要メンバーの間を駆けずり回り、事前の了解を取り付けようと努力する。自民党本部での部会の審議が政府の方針を事実上決定するので、自民党の部会の審議をおろそかにできない。
一般の方は、テレビで報道される本会議や委員会での審議が重要で、国会議員の仕事のように思われているだろうが、実は法律案や予算を審議する自民党の部会の方がはるかに重要だ。これをおろそかにするようでは与党の国会議員の資格がないとさえ思う。8時30分からは、法務部会、内閣部会、治安対策特別委員会の合同会議。これまた重要法案の審議があり、合同会議で承認されれば組織犯罪収益流通防止法案という新しい法案がこの通常国会に提案されることになる。
弁護士会が依頼者密告法といい、弁護士に対する国民の信頼を失わせる悪法として強く反対している法案である。
当初の案より相当改善された法案だが、なお懸念されるところが残っており、なお慎重な検討が必要だと思う。どうしてももっと法律家出身の議員が必要だどうしても思う。