手術当日は、朝の7時までに、いつものメスチノンを飲まないといけないとのことで、6時半ごろ目を覚ます。
朝食はもちろん摂れないので、NHKのニュースと朝の連続テレビ小説とモーニングショーを見て、8時40分に手術室に向けて出発。
コロナウイルスの感染防止のため、妻は病室に来れず、デイルームで会って職員専用エレベーターで手術棟のフロアに向かう。
上の子は小学校に出かけたの?と聞いたら、妻と一緒に出かけたよ、とのこと。
そして、3階の手術棟へエレベーターで降り、手術棟の前で妻と別れた。
いってらっしゃい、と妻が言い、いってきます、とこたえた。
手術棟の扉を入ると、ロビーですぐ名前の確認と、手首に巻かれたバーコードの読み取りが行われる。
患者取り違えの防止手順がしっかりできてるなと思う。
それが終わると個別の手術室に向かう。
私の手術室はロビーから入ってすぐの部屋で、入るとダビンチがあり、ダビンチをセッティングをする女性技師2人がいた。
他に看護師、麻酔科の女性医師が合わせて6人ほど、こんなに人が居るのかと思ったが、外科医を含めてさらに人が増えるようだ。
まずは弾性ストッキングを履いて次にパジャマの上着を脱いで、外科医が、胸腔鏡を入れる右側であることを間違わないように、右手にマジックでマルをつける。
それが終わったら、いよいよ手術スタート。
右を向いて背中を丸めると、麻酔科医が硬膜外麻酔のために、背中に麻酔を注射する。
多分いきなり硬膜外のカテーテルを入れると痛いので、麻酔をかけるのだろう。
そうして、硬膜外麻酔の処置が終わると仰向けになり、麻酔の効き目の確認が行われて、小さいアイスノンで効き目の確認が行われた。
これが終わると、両手の静脈のルートを取るために腕に針が刺された。
さらに、血圧をモニターするため、右手の動脈に針が刺された。
右手は動脈の針が抜けないようにコルセットでしっかり固定され動かなくなったが、どうして動かせないようになったのかは、知らされてなくて、2日後に看護師さんに質問をして、なぜコルセットで固定されたのか分かった。
これが終わると仰向けになり、点滴のルートから麻酔が入れられて頭がボンヤリしてくる。
これで意識を失って、目が覚めた時には手術は終わってると聞いていたので、意識を失う前に手術室にいる人に対して、よろしくお願いします、と言った。