ある相談で来られたお客様。
ある症状でのこと。
何でも、自然に治る方法はないか?
とのこと。
ぅーん、例えば、何にしても、物事にはそれ相当の時間を要すると応えると。
すぐに効くのはないか?
うーん…何事も個人差というのもあり、その症状や状態などからすぐに!というレベルの話ではないと思う。
自然に治る方法…というけれど、スーパーマンでもない限り、短期間でパパッと変化することはありえない。
ただ、うちでは、できるだけ自然治癒力をサポートして、“自然に”治る方向へと導きたいと考えている。
ある意味、一時抑え的なものをずーっと使って欲しくないという考えなのです。
まずは、その症状、病態に陥った原因を考えることが大切です。
食事、運動不足、ストレス、もしくは、あることを過剰にし過ぎてたり…。
必ず、原因はあると思うのです。
その原因をまずは分析していくために、うちでは“問診”ということから始めます。
そして、そのためのいろいろな情報を集めます。
咳がなかなか治らないというお客様。
聞くと、タバコを良く吸うらしい。
冷たいものも良く飲むとか…。
そういうのが原因になるから、やめとおいた方がいいと伝えても…なかなかやめきれないらしい。
肩がよく凝るというお客様。
姿勢の話をしていて、気になることが…。
1日にスマホはよく見るの?と尋ねたら、良く見るとのこと。
その見る時の姿勢をしてごらんと言ったら、やはり“スマホ巻き肩”状態。
こういう普段何気ない姿勢を無意識に長時間してしまうのがスマホ依存症…。まずは、その姿勢の補正の体操を教えてみる。
すると、軽くなったと言う。
でも、何かメールが気になるのか、スマホに目が行きがち。
現代人は、こんな風にスマホやゲームに夢中で様々な弊害を自ら作ってしまってると考えられる。
つまり、まずはその病態の原因などを自己分析して、その状態のどれくらい悪いかを認識してもらう。
すると、冷静に考えれば、どれくらいの時間が必要かがわかってくるはず。
自分も膝痛や腰痛に悩まされた時に、「この痛みさえ止めれば」と安易に考えてしまいそうになった。
でも、原因→体重…。歩く姿勢…。普段の生活状況など…どうしたらと冷静に考えて、それに合う処方を導き出し、どのようなリハビリ的なことがいいのかを考えて言って、今の治った自分がいる。
治ってしまえば、“喉元過ぎれば…”みたいに最初のあの苦しみを忘れそうになる。
そして、ウッカリしてぶり返してしまう結果に…。
そうならないように、日々運動…。体操…。ストレッチなどを少しでも続けていくように。
そう、まずは鏡に向かって、写る自分に問いかけよう。
そして、何から手をつけるか…。
まずは一週間…何ができるかを。
きっと治ると信じて…。
治るか?でなく、治したい!治りたい!と…。そして、きっと治る!…いや、治った!と自分に言い聞かして…。
それが早いか…遅いか…は、
自分が決めること。
その時に少しでもいいアドバイスができるような薬屋を目指してます。
(薬屋のひでぼ〜Z)
