わたしのネパール人夫は地震が起きたときはまだ彼氏だった。わたしは地震から1か月後に、タイでの仕事を終え1カ月だけネパールに滞在することにした。レンガ造りの古い建物は雪崩のように倒壊し、周りは外国の支援で設置されたテントでいっぱいだった。でもカトマンズはそんなに被害はなかったように思える。ここから復興するのは大変でしょうなんて日本人だったら考えるけど、実は建物はもともと古く、しかもレンガだから結構すぐ再建できる。
家を失った人たちはしばらくは外国からの支援で設置されたテントで暮らし、食事も提供されていた。早く家に帰りたいだろうなと思って、旦那に聞いたら、
夫「違うよ。テント暮らしのほうがいい暮らしができてるから離れたくないんだよ、本当は。それに外国からの支援金は政治家に取られてる。」
わたし「田舎の人たちは大丈夫なのかな?」
夫「カトマンズの人たちが衣服とか提供したんだけどね、そんなのいらないから金が欲しいって。」
わたしもアジア最貧国といわれるネパールでボランティアがしたいなんて考えてたんだけど、案外ないことを知った。ど田舎に行けばそれなりにあるんだけども、カトマンズではそんなに需要はないみたい。それよりも、汚職とか住民権がもらえないとか、賄賂とか、ボランティアでは解決できないもっと深刻で根深い問題がネパールにはある。
いろんな国がネパールのために支援しても結局そのお金は国民のためには使われず政治家どものこやしとなる。誰かヒーロー現れてくれないかな。不条理なことが多すぎて、外国人が住むのもストレスフルな国だ。
カトマンズ中心部
