うき世櫛 [ 中島 要 ] うき世櫛 [ 中島 要 ]
1,512円
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両親を亡くし、ひとりになってしまった結。
髪結い師のお夕のもと、住み込みで修行をすらことになる。
頬に傷のあるワケありらしいお夕。
主人公である結よりも、お夕の方が魅力的。
お客さんや師匠に対する言葉や態度が、若さゆえのことだけでなくなんだか印象がよくない。
 
髪は女の命と言うから、それぞれ女の悲喜こもごも描かれて、華美なことが禁止されている時代に、女達がどんな気持ちで過ごしたか。
なんとなくいい流れになってきたのかな。
 
 
以前から恩田さんの小説は大好きでした。
遠野物語とかね。
直木賞を受賞される前に購入はしていました。
慌ててよみましたよ(^-^;

そしたらまあかなりの大作、ページ数多いのにあっという間に読めてしまいました。
結果、すごくおもしろい。

どこか少女マンガの世界のようで、
登場人物が皆個性豊かで魅力的。
エンターテイメントとしておもしろい要素満載です。

ピアノは出来ないし、クラシックも有名な曲しかわからないのですが、
恩田さんの文章で音楽を感じることが出来ます。
いや実際にこんなに音楽を視覚的感覚的に感じることって出来るものなのでしょうか。
表紙の絵のような世界が皆見える?
コンサートとかコンクールなどの観客は音楽家の意思を汲むことが出来るものなのでしょうか。
実際以上にすごいところはそこです。

小説であることの醍醐味が感じられます。

とにかく単純な私はネットで探して曲を聴いています。
ラフマニノフが、バルトークが、プロコフィエフが流れています。