殆ど予備知識無しで観てきました。

 

 

物語は

第2次世界大戦下のドイツ。

10歳のジョジョ(ローマン・グリフィン・デイヴィス)は、

青少年集団ヒトラーユーゲントに入団する。

 

 

そこには親友のヨーキもいた。

この子がいい味を出してるんだよね。

 

 

ジョジョは架空の友人であるアドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)に助けられながら一人前の兵士を目指していた。

 

 

だがジョジョは訓練中にウサギを殺すことができず、

教官に“ジョジョ・ラビット”というあだ名を付けられる。

 

 

子供の視線でナチスを徹底的にコメディに仕立て上げた佳作。

 

ジョジョの母親を演じるのはスカーレット・ヨハンソン。

 

 

彼女が密かに自宅にユダヤ人の少女を匿っていたことから、

物語は別の方向に動いていく。

 

 

5点満点で4点。お勧め。

尺も106分でちょうどいいし。

 

先ずはこれが映画初出演というジョジョを演じたローマン・グリフィス・ディヴィスが見事な演技で笑って泣かせる。

個人的にはアカデミー主演男優賞にノミネートされてもいいんじゃないかなぁ。

 

 

スカレート・ヨハンソンもお得意のアクション映画ではないので

リラックスして演技をしているし。

 

 

ナチスの大尉を演じたサム・ロックウエルも笑わせて、

最後は泣かせる。

ナチスの犯したことは許されることではないがナチスの中にも

「いい人」もいたと言う解釈が或いは賛否両論か?

 

 

笑いの中にも人種差別の愚かさ、マインドコントロールの怖さ・残酷さ、つまりは戦争を許さないと言う主張は静かに観る人の心へ訴えかけてくる。

 

唯一の違和感は・・・・

ドイツ人なのにセリフが英語であること。

ここはドイツ語でいって欲しかった。

ビートルズやデヴィッド・ボウイの曲はドイツ語ヴァージョンが使われているのに。。。。