昨日はスーパーマンタロウラストマッチ。
二年半、琉球ドラゴンプロレスを旗揚げから支えてくれた仲間が卒業となりました。
最後の相手は僕が務めました。
だいたいマンタロウと試合するときって、
かならず、どっかカチッとハマらないところがあるんですよね。
なので試合後はお説教タイムになるんです。
でも今回はカチッとハマった試合でした。
あとでビデオ見たら、かなりヒドイですね僕。最後のグルクンドライバーも真っ逆さまに落としてるし(笑)
僕が逆の立場だったらイヤだろうなあー。
でもあいつが本当にやりたい試合って、実はバチバチだと思うので。
満足だったんじゃないですかね。
少なくとも僕はそれなりに満足してます。
メインのあとのボーナストラック、全員タッグマッチも含めてね!
この模様は収録してますのでDVDで販売します!
マンタロウは昔から逃げ癖がある性格だった様です。
生活していてそれは感じ取れました。
すぐ泣くのもそのせいだと思います。
泣けば、逃げればなんとかなるんじゃないかと。
でも逃げても、その場は良くても何も変わらないんですよね。
だからほんと厳しくしました。
でも彼は僕のキツイ言葉や練習や課題に逃げて、帰ることなくこの日を迎えた。
一昨年の3月、雨の降る中東京の某所で彼と会いました。
第一印象は「こいつ大丈夫かなあ」でした。
カチカチに緊張してるし、なに喋ってるかわかんないし。
この世界に入ったきっかけもわけわかんないし。
それでも真面目な印象は今も昔も変わらずでした。
悩む事も、
考える事も多かったでしょう。
僕は多くを伝えないで、「感じろ」ってタチなんで。
毎日死にそうな顔して寝てました。
だから大変だったろーなあと。
無理矢理沖縄連れてこられて
デビューしたはいいけどそれからは凋落の一方で
練習してるのにティーダやジョーにどんどん先越されて
二者択一を迫られた時は確実に間違った方を選んで
泥酔して泣いて
吐いて
怒られて
また泣いて
それでも
めげず
くじけず
頑張るしか自分にはないと言い聞かせ
唯一無二の個性を築き上げ
どこへ行っても
みんなからは凄く凄く愛されていた。
それは今日のお客さんの数が物語ってるでしょう。
マンタロウに逃げたくない
と彼は言いました。
マンタロウに頼らない、自分を確立したい、と。
だから
関係者のみなさん
ファンのみなさん
お願いがあります。
マンタロウが見たい
と
しばらく言わないで下さい。
マンタロウがマンタロウになったら、またそっちに逃げてしまいます。
あいつがウチを卒業して、マンタロウじゃない自分で勝負しようとしてます。
覚悟して。
腹をくくって。
それを理解していただきたい。
ケツを割ったわけでも、
沖縄の皆さんを、琉球ドラゴンを嫌になって辞めたわけでも決してありません。
それは理解して下さい。
ありがとうマンタロウ。
君が抜けた穴は君が思ってる以上に大きくて、
その穴を埋めるのは大変な覚悟だけど、
君も覚悟を持って生きないといけないよ。
だから
お互い頑張ろう。
で、いつか。ほんとにいつか、またお互い大きくなったら会おう。
しばらく呼ばないけどな!