らせん です
何度か前を通ったけど
そう言えばどうなったかな
って寄り道をした階段は
かつて
一目見ただけで
幼馴染のてっちゃん、つねんちゃん
えみちゃん、ひろちゃん
の呼び声を感じた
土で出来た無骨な階段でした
らせんちゃぁんと呼ぶ声
探険860段目
2021年9月27日(月)
参照
@千葉県大多喜町
斜面の赤土を掘って
段差をつけた
無骨な土階段
わたしたちの遊び場だった
赤土の崖のある
空き地にあったのかと
錯覚するような
なつかしい土の香りの立ちこめる
階段のまえに
そのあまりのなつかしさと
幼馴染たちとの思い出に
翻弄されて
わたしは
思わず
越後の縮緬問屋のご隠居を名乗る
先の天下の副将軍の前に
ひれ伏すように
この階段の前に
平伏しそうになったのでした
まだあるかなー
もう開発されたかなー
なくなってたら
やっぱり淋しいよぉ
@千葉県大多喜町
おおっ
ありました
場所は同じ
階段の上に生えてる木にも
見覚えがある
でも
すごい姿になってる
夏は緑勢力が
一番勢いを増す季節
それを間近に見ることが出来るのも
これもまた一興
@千葉県大多喜町
その辺に落ちてた枝や
中途半端な塩ビ管
荒縄の切れっぱしを
手に手に持って
てっちゃんを先頭に
つねんちゃんが続きます
らせんちゃぁん
行くぞーーー
冒険心のかたまりだったあの頃
臆さず
いろんな薮に突っ込んでいっては
体のあちこちに出来た切り傷は
新境地開拓の勲章でした
夏草に果敢に挑む
わたしたちが見えます
御老公失礼仕ります な気分です