らせん です
日曜の午後は
陽気に誘われて
足の向くまま気の向くまま
そぞろ歩きをしました
陽射しは明るく
空気は独特の香りを含み
上を向けば
まだ
ひとひらの花びらも
落とさない
ふっくらした花手毬みたいな
桜が
行く先行く先に
現れました
@横浜市中区
ちょっと見にくいけど
桜の向こうにも
まだ桜が連なっている
ずっと先まで
ほの白く
ほんの少しだけ
紅を溶かしたような
色合いが続いている
いつまで見てても
まるで飽きることがない
春の不思議
時の流れが揺蕩う桜の中
@横浜市中区
小高い上から
さっき横を通ってきた階段を見る
小さな子どもを連れた
若いパパとママや
ジャンプしてるみたいな足取りで
階段を上ったり下りたりする
嬉しそうな柴犬くんが
次々に現れるので
撮るのを断念した階段
ここから見たら
なんてすてきでしょうか
枝を伸ばした桜が
なんと豪奢に
彩っています
階段自身が桜色の衣を
纏ったようで
心が満たされていくのが
わかりました
わたしは今日の散策は
この姿を見るための
ものだったのかもしれません
ぴたりとはまる言葉はなに? な気分です