息子1号と息子②の会話
外国人の仕事仲間はフレンドリーだけど
こっちが理解出来ないのに
英語でものすごいスピードで
話しかけてくるよ
ああ あれはすごいね
More slowly って言っても
おかまいなしだもの
そういうときどうしてる?
ん?
めんどくさいときは
maybe で済ませる
maybe 多分ね
ってことね
それでいいのか悪いのか
でも
息子1号も息子②も
フレンドリーで楽しい仕事仲間と
うまくやっているようです
バス停から後ろを振り向いたら
なつかしい階段が見えました
錆びてすっかり古くなった
トタンの囲い
コンクリートの壁も以前よりずっと
くすんでいる
桜の木も
満開にはならずに
春の盛りでもちらほらと
それでも一生懸命に花をつける
健気な老木
そんな木を見たくて
この階段を幾度か訪れたっけ
バス通りのマンションの間から
桜の木と階段が見えることに
気がついているのは
いったいどのくらいの人でしょう
そして
桜の木の根元の草むら
あの中に
ひっそりと
コンセイサマがいらっしゃるのを
わたしは知っている
誰がなんのために
どんな祈願をして
そこに建立したのだろう
金精様 コンセイサマ
今は草に覆われて
ここからでも見えないけれど
わたしは知っている
そして
ここから見る人で
コンセイサマの存在を知ってる人は
いない
多分
maybe
万事うまくいってるよ多分ね な気分です