今週の出走は本日の阪神6R(3歳1勝クラス・芝2000m)のログラールのみ。前走のスプリングSは参考外。自己条件でしっかり決めてほしいところでしたが、7頭立てということもあり、期待通り2勝目を上げてくれました!
このログラールのお母さんであるディアデラマドレは藤岡康太騎手が主戦で大活躍しました。今週は康太騎手が関わっていた馬を見つけては、様々な思いをもって競馬を見ていますが、この愛馬の勝利もその一つです。
つい1ヶ月前、ルメールでさえ苦労していたあの難しいコルレオニスを、康太騎手は見事な騎乗で勝ち上らせてくれた。これが愛馬での最初で最後の勝利になるとは。「鞍上はこれからも康太がいいな〜。」そういう声が出資者の間で飛び交ってました。
愛馬で勝ってくれただけでなく、最近の活躍度から注目ジョッキーの1人として常にチェックしていました。インタビューでの受け答えも爽やかで人柄の良さを感じるのが印象的でした。
コルレオニスのことが頭から離れなかったので、昨日(土曜)は、早くから中山競馬場に出向き、献花、記帳をし、今までの感謝の思いを伝えてきました。献花台には、サンデーRの勝負服姿の遺影と両サイドにG1を勝ったジョーカプチーノとナミュールの写真。開門してすぐということもあり、凄い行列でした。これも彼の人柄からなんでしょうか。
競馬界全体でも喪失感が高すぎの中、今週も普通に競馬が行われ、普通に皐月賞も行われる。騎手仲間はじめ競馬関係者、ファンは辛い現実の全てを受け入れ、全人馬無事を祈りつつ、今週も競馬に全力を注ぐことが彼への供養になるはず。騎手たちは、康太のために、康太さんのために、今週は頑張ってくれることでしょう。ただ、あんなことは2度と起きてほしくないし見たくない。
謹んで御冥福をお祈り申し上げます。