「あの、大丈夫ですか?」
「え、何が?」
「ここ、血出てますよ。」
「痛っ、触るなよ!何するんですか!」
「いや、だって血出てますよ。」
「あんたが触ったから血が出たんじゃないのか?」
「何言ってんですか?!人が親切に教えてあげてるのに・・・。」
「親切?余計なお世話なんだよ!」
「何なんだよ、この人は・・・。」
「あんたこそ、どっか行ってくれ。」
まったく、変な奴ばっかり寄って来やがる。
今日で3人目だ。
血が出てるなんて嘘を言って、
みんなそんなに俺のことを傷つけたいのか?
「あの・・・・」
「何か?」
「ここ、大丈夫ですか?」
「どこが?」
「ここですよ。血出てますよ?」
「痛っ!何するんだよ!」
「いや、だって血が出てるから・・・」
―――――――――――――――――――
もし血を流したまま、歩いている人がいれば、きっとみんなが声をかけるだろう。
でも、「ここ大丈夫ですか?」と声をかけられた本人は、その傷に気付いておらず、
親切に声をかけた人のせいで傷つけられたと思っていたら・・・。
僕たちは毎日ほとんどこれをやっている。
過去の傷ついた記憶を放ったらかしにして、歩いている。
でも、あなたの周りにいる人たちは、とっても親切なので、それを見て見ぬ振りはできない。
「ここ、血出てますけど、大丈夫ですか?」
「これ、放ったらかしにすると、大変ですよ。」
「早く手当てした方がいいんじゃないですか?」
そういう意味合いの言葉や態度を示してくれる。
でも、本人はその言葉のせいで傷つけられた、その相手の態度のせいで腹が立ったと思っている。
原因は、すべて自分の中の痛んだ記憶にある。
みんな親切だから、誰も血を流しているあなたを放っておくことはできない。
だからそれを手当てしない限り、どれだけ職場を変えても、パートナーを変えても、
同じように傷を教えてくれる人に出くわしてしまったりする。
身内や長年付き合ったパートナーなら、尚更、細かい傷までよく見えるので、
バンドエイドを貼って見えなくしていた傷でさえも、
わざわざ剥がして(笑)「あ、これまだ治ってないよ」と、いちいち教えてくれる。
「うるさい、てめえのせいで痛いんだよ!」と相手にキレるのか、
「あ、この痛みはどの傷だろう?」と自分に向けるのか、それは自由。
でも、傷が癒えた時には、もう同じ言葉や態度に痛まなくなっている自分に気付く。
あ、やっぱり自分の中に原因があっただけなんだと思えて、それを教えてくれた人に感謝できるようになる。
そうやって僕はたくさんの傷を癒してきました。
だから今、とっても幸せな状態で、皆さんにこういったことをお伝えできることを
←ここを押すことで、出血多量をまぬがれる人が増えていきます 笑。ご協力を。
痛みの原因を見つけ、そこを癒すために・・・クリアリング・セッション
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