さて散々外観をボロクソ言ってた20ソルティガのインプレ
まあ予想はしてたんですが…
まあステラの方がカッコいいとは思いますが、リールは見て目より使ってなんぼですからね。
で使ってまず「おっ!」と思ったのは。
ベールアームですね。
起こしたり倒したりを繰り返すベールアーム。
繰り返すその動作にくわえて、
ここからラインローラーに掛けてはラインからの負担が諸にかかる。
つまりスピニングリールの鬼門といえる部門。
ステラもラインローラー収まるアームが曲がったり、ラインがローラーから外れてアームに干渉して傷ついたり…またはアーム内蔵のバネがヘタって折れたりと…歴代のモデルでトラブル発生させては修正しての歴史を繰り返してきました。
ダイワはシマノほどじゃないけどベール下がり病なんてのも有りまして。
ソルティガとステラSWにおいては、ラインローラーの構造を凝りすぎて変更が激しいシマノよりも、ダイワのシンプルな構造の方が私は好きです。
ただし、ダイワはマグシールドなんて導入したので大減点ですが。
ソルティガのベールアームは初代のZから、割と無骨な感じで「ガコッ」と作動しますね。
ステラの方はカチッといったラチェット音がします。
たしか、中に小さいピンがあって、それでロック時に音を出してましたね。
ただ、そこへの防水のためかシムが噛ましてて、使ってるとそことのクリアランスがだめになるのか、スムーズさに掛けてくるんですよね。
これはスプリングの効かせ方の違いもあって余計にそう感じるのかもしれません。
ソルティガはベールを起こすストローク全体にスプリングの力がまんべんなくかかってる感じ。
ステラは起こし始めはそうでなく、起こしてスプリングが縮むとその反発力で抵抗が高まる感じです。
私の13 18000HGは7年使ってるせいか、かなり鈍くなってます。
まだ17年目のソルティガZの方がスムーズに作動しますね。
さて、20ソルティガ
今までのソルティガと違い
ゆっくり起こしてもラチェット音がしますね。
ただ、この動画、音が少しずれてる…
比較のためにソルティガZを
こちらは無音
13ステラSW
音がしますね。
20ソルティガのベールの作動具合は、今までのソルティガのように起こし始めからロックまで抵抗は一定の感じ。
でもステラの様にラチェット音がする。
過去のソルティガとステラを合わせたような作動感です。
新品と言うこともありますが、スムーズな動きにハッキリしたラチェット音。
かなり気に入りましたね。
こういう細かいのは実釣に対して、見た目と同じ様にあまり関係しないとも言えますが、一日(私は半日ですが)同じ動作を繰り返して、身体に負担の大きい釣りなので、こんな細かいとこが気になる場合もあります。
先日の釣行でキャスティングでベール動かすたんびに「いいなあ…」と思ってましたし。
さて、この作動感がいつまで保つか?
最近のリールはベール周りのトラブルは大分減ったが、これはどうか?
今後が気になるとこです。
続いてスプール
過去モデルと汎用性を失ったスプールですが…
なんかリング周りがステラのAR-Cスプールみたいになってますな。
ラインは12キャタリナに付いてた6500スプールに巻いてたSMPの10号。
先端部を少し捨てて下巻きを足して移植しました。
その時にこのAR-Cもどきを試す意味でもかなりギリギリまで巻きましたが…
団子やすっぽ抜けというトラブルは無かったです。
スプールと言えば他にも大事なのはドラグ性能。
ソルティガのドラグといえば初代Zのカーボンワッシャーに10ソルティガのUTDはシマノのディスクドラグに及ばないというのが私の評価でした。
それが15ソルティガのATDでかなり使えるようになったと判断し、15ソルティガ自体は買わなかったものの、手持ちのソルティガやキャタリナのスプールをかなりATDに換装したのがここまで。
そのATDを他板化するというのだから、もしかしたらステラのディスクドラグを超えるのでは…
と発表からずっと期待してきました。
それに関して、ボウズを食らったので残念ながら確認は未だ出来てませんが、其の可能性はかなりあるのではと思ってます。
私が使うドラグで一番高いのはPE12号をステラに巻いてドラグはロッド負荷で17kg リール負荷だと15kgくらいです。
そこまで高めるとドラグノブはかなり締め込んだ状態で殆ど締め切り手前。
それでもロックせずに滑るのはさすが表面積の広いディスクドラグと思います。
で、そのドラグ値まで20ソルティガを締め込んでみたんですが…
ノブ、ここからさらに3/4回転ほど締められるんすよ…
つまりさらにドラグ値を上げれると…
その上げたドラグがスムーズに作動するかはまだわかりません。
過去のソルティガもステラより締めれられるけど、ピーキーでロックしやすいって傾向ありましたし。
しかし、ATDの他板化でそれを克服してたら…
恐ろしい性能になってんじゃないでしょうか…
早く魚掛けてみたいもんです…
その期待からドラグバラしてみました。
他板化、他板化と書いてきましたが、こうやって実際に見るとあきれますね。
従来モデルのATD.9枚に対して、
新型ATDは怒涛の17枚!
ほぼ倍ですよ。
これ見て思い出したのが、スタジオオーシャンマークのスプール。
02ステラSWですが、今はデフォの8号が入る18000番ですが、この頃は夢屋のオプションパーツとして16000Dスプールしかなくて、入手しにくかった。
そこにSOMが似たようなラインキャパのスプール出してて、これが実に良かった。
ディスクドラグでなくスプール軸のワッシャーだけでしたが、そのワッシャーを他板化する事でドラグ値をかせいでました。
またそのワッシャーもカーボンとかでなくテフロン。
したがって滑り出しは上々ですが、それでいて粘る私好みのドラグでした。
こういうの見ると20ソルティガで早くロウニン掛けてみたいです。
で、次にリール本体。
20モデルの目玉はモノコックボディ導入によって空いたスペースを用いてのメインギア大口径化。
かつて02ステラSWが大口径化した時に巻上げ力が高まったのは感動しましたが、今回はどうか?
回してみて気になったのは
ヌルヌル感
ソルティガというと削り出し加工必要な硬いギアで最初は違和感あるけど、使ってるうちに馴染んでくる…ってイメージが強かったんですが、このヌルヌル感はステラみたい。
そういや、去年買った19セルテートもそうだった。
釣行では色んなプラグを引き倒してみました。
02ステラSWの様な感動はなかったですが、巻物でも充分使えるハイギアリールってのは間違いないです。
だからこそエクストラハイギアを期待してたんですが…
それともう一つ気になったのは
このグリップ。
私は掌に押し当て気味か、ハンドルノブ軸を指で挟んで巻くので、丸いグリップの方がええです。
まあ全体のモデルが厨ニ的要素を排除したように、ノブに要らんブランキングなどなくてグローブ付けなくても使える握りやすいデザインですが。
しばらく使ってみて嫌だったらSOMかウルクスのに交換しようと思いましたが…
どうやって外すのこれ?
ノブ軸をモンキーかペンチで固めて、グリップを回すと緩むタイプかな?
とりあえずファーストインプレはこんな感じ
次は魚掛けてから、またインプレ書きます。