ではUCB85EXT-MHのインプレ
日本の実家に帰ってから触り
まず思ったのは…
やっぱ派手やのうと
パープルのブランクにブルースレッド
ある意味、悪趣味にも…
まあだいぶ慣れた。
今はカッコええとすらも
次に感じたのは
「軽っ!」でした。
初めて買ったFCLLABOのロッド
UCB81EXT-Hも同じ事を思いましたがね。
では重量を測ってみましょう。
423g
8.5ftの長さでこの重さは実に軽い。
そこでBIGGAME86RSと比べてみましょう
561.1g
重いとは思ってましたが、ここまで重かったとは。
GTに使うスピニングリールですが、大きさ的に二つあります。
シマノで言うと18000/20000番台
それと8000から14000番台
私も18000HGと14000XGの二種類使ってますが、86RSにはロッドの重さと長さから、14000XGはバランス悪くて使った事がなかったです。
が、85MHは付けてみてもロッドの軽さがモノを言うのかしっくりくる。
ではリールを付けた重量を
85MHと13ステラSW 14000HG
1166g
では86RSに08ステラ18000HG
1459.5g
およそ300g差…
これは一日振り回すのに体力の消耗差が出るでしょうな。
ええ機会やから、他のGTロッドも計測してみます。
まずUCB1EXT-H
391.8g
これは軽い。
400g切ってますもんな。
かつては8ft台のGTロッドが450g前後だったのを考えると、こんだけのパワーロッドがこの重さは確かに軽い
次にUCB710EXT-H
案外重いんだな…
では短い割には重いやろなと思ってた
MONSTER CC 77GTSは
86RSと同じく500g超え
FISHERMAN社とFCLLABO社の違いというより、世代の差があるかもしれません。
00年代のGTロッドと10年代のGTロッド
しかし、こうやって具体的に数値だしましたが、その重さだけでははかれませんから。
軽いと疲労度が減るでしょうが、それにしてもロッドの硬さや張り、そして使う、使えるプラグによっても変わってきますから。
それはキャスティングやプラグ操作だけでなく、掛けた後も違います。
それを今から書いてきますが
では本題に戻りまして85MH
実釣で感じたのは…
ダイペンの操作のし易さです。
ダイペンってジャークで動かしますが、そのジャークの時に水面から飛び出してしまうことがしばしば
金剛のように、そういう心配とは無縁のプラグもありますが。
飛び出してリーダーにフックが絡むと、もう回収するしかない…
その飛び出しを防ぐのには
①波が有る時など飛び出し易い状況では金剛のようなプラグを使う。
②ショートジャークでヘッドを水面下に入れたあと、本番のジャークをする。
③最初にリトリーブしてヘッドを水面下に絡めてからジャークする。
④ラインスラックを入れたままでジャークし、ダイレクトにジャークの入力がプラグに伝わらないようにする。
等のテクニックがありますが…
一番手っ取り早いのはティップが柔らかいロッドを使うことですな。
柔らかいティップだと、ジャークしてもティップにその力が幾らか吸収されます。
初期入力が吸収されてからジャークの力がプラグに伝わることで、プラグの姿勢がイマイチなまま引っ張られる事が減り、しっかり水に絡めながらひっぱる事が出来る。
ラインスラックを入れる④も同じ原理ですな。
MONSTER CC 77GTSもそれを狙って作られたGTロッドです。
元々柔らかめなMONSTER CCシリーズを長くする事でダイペンの操作性を狙ったロッド。
85MHもそのダイペン用として、UCB81EXT-MHのティップ側を伸ばして作られたロッド。
そのやわらかさから、飛び出しがかなり減りました。
同じFCLLABOの製品でダイペンはTBO200とCSP230EXTを私は使ってます。
発泡樹脂で動きがいいこれらのプラグ、その動きの良さから飛び出すことも多いので、私は8/0や10/0のフックで動きを抑え気味にして、慎重に動かしてます。
そんなプラグですが、85MHを使う事で激減しました。
その77GTSと85MH
全体的に曲がる77GTSに比べてティップがソフトな85MH
飛び出し防止の為の、ジャーク時の過剰な入力を吸収という点はティップがよく仕事してくれてるように思います。
そしてロッドが長い分、ストロークを稼ぎやすい。
そういう85MHですが、
金剛のような飛び出しにくいプラグでも、エラーが減るので使いやすくなります。