3505作目は清水監督のいつもクオリティなホラー映画を…。
『忌怪島』
2023年作品。閉ざされた島を舞台にVR研究チームを襲う恐怖を描いたホラー。
ーあらすじー
天才脳科学者の片岡友彦は、VR研究チーム「シンセカイ」のチーフである脳科学者・井出文子にチーム参加を依頼され、
忌怪島に渡ることになる。「シンセカイ」チームでは、島全体の仮想空間を作り上げていたが、友彦は自身で開発した
技術を加えて、匂いや風なども感じることができる現実そのままの仮想世界に進化させた。だが、友彦がVRゴーグルを
付けて仮想世界に入ると突然暗くなり、明かりの灯った浜辺の家にいる男の後に得体の知れない女がいるのに気付く。
友彦はその女が男に襲いかかり、井出にも襲いかかる姿を見てしまう。そして、現実の空間に戻った友彦は井出が既に
死亡してることを初めて知る。友彦は島の役場で父・哲夫の遺骨を引き取りに来ていた園田環と出会い、2人が
乗り合わせたバスの突然の故障のため、近くの「ユタ」と呼ばれる霊能者・南トキの家に引き寄せられるように行き、
トキから友彦と環が同じ日に死亡した者と関わっていると霊視される。友彦は環と哲夫の住んでいた家に行き、ここが
仮想空間で見た浜辺の家だと気付く。井出と哲夫は同じ日、別の場所で亡くなっていた。友彦はラボで井出が研究して
いたのが、脳のデータを他人と共有できる「ブレインシンクロニシティ[注 1]」だったことを知る。友彦はその研究を
利用して井出と哲夫の脳に記録されたデータを解析しモニターに映し出すと、あの得体の知れない女と思われるバグが
突然現れ、それから始まった怪異はラボだけではなく島中に広がっていく。
ー感想ー
流行に乗るのはいいのですが怖さも無いし面白さも無く見ごたえの無い作品でした。
お話はメタバースの開発をきっかけに悪霊が復活して研究が完成すると現実にまで登場しました。
主人公メンバーも1人犠牲者が出て更に出ようとしたところで使用人のお爺さんに機械を壊された助かります。
悪霊の伝承では身分の低い娘で村の男に乱暴されたのに村の女性たちから恨まれて殺されてしまいます。
実際は村の男達を誘惑しまくる女性で村八分にされ正気になったところで息子に殺されてしまいます。
その息子こそ使用人のお爺さんで自身もその息子ということで復讐のために儀式をして自殺しました。
主人公は悪霊に引き込まれますが仲間が命がけで助けてくれますが仲間はそのまま犠牲になってしまいます。
今後はヒロインが引き込まれるますが破壊されたメタバースの機械を駆使して悪霊に取り込んで沈んでいきます。
そして残った仲間で悪霊の鳥居を焼くと主人公が浮いてきて何とか助かります。
ラストは主人公とヒロインが船での帰路にいますがメタバースの印が残されていました。
生き残った少女は使用人と同じく三線を弾きつつ入水自殺したところでエンドです。
いつもの解決したようで解決してないオチは清水監督らしいですがはっきり言えば欠点って感じですね。
あと一瞬でも画面から目を離すと場面が飛ぶのも相変わらず見てても内容が合ってるか不安になりますね。
まあ面白ければ他の意見を参考にしますが面白くなかったので手間をかける事も無いですね。
メタバースという流行ネタを取り入れるのはいいと思いますがそれ以外はありきたりですね。
出演者は四大ダイゴの人ですがそれ以外は知らない人ですし他もあまり知らないですね。
悪霊のビジュアルは赤いワンピースで笹野高史の母親なのに今時の衣装って感じです突っ込みどころ満載です。
顔もはっきりわからなかったから余計に突っ込みどころが目立ちましたね。
そんな感じで自分からお勧めしませんが清水崇ファンの方にはお勧めしておきます。