百物語 壱の章 | ホラーと共に・・・・

ホラーと共に・・・・

いまのタイトルのままだと毎回数字を変えなければいけないので変更しました。
4歳からホラーを見続けていて現在はTSUTAYAのレンタル中心で毎日何かしら見ている中級マニアです。
目標はタイトル数日本一のホラーブロガーになることです。

2624作目はシンプルながら楽しめたオムニバス物を・・・。

 

『百物語 壱の章』

 

2017年作品。

 

日本に古くから伝わる怪談会「百物語」を映像化したホラー第1章。

 

 

-感想-

 

①古美術の刀

 

男性は日本刀を買ってきますが買ってきますがその日から武士の霊に妻が取り憑かれてしまいます。

 

自らを刺してしまい入院騒ぎになりますがいつの間にか日本刀は無くなってしまいました。

 

骨董品に憑く悪霊に襲われるっていうネタはよくありますよね。

 

②病院の待合室

 

女性は喉の不調で病院に行きますが待合室で呼ばれますが診察室じゃ無く霊安室からでした。

 

ただ呼ばれるだけですがいつの間にか霊安室に来ていたってネタは良かったですね。

 

③崖下からの声

 

写真撮影中に崖下から助けを求める声が聞こえてきて崖の間近で手を伸ばすようにいわれます。

 

近づいていくと何者かの足が男性の足を掴んできます。

 

崖で悪霊に引きずり込まれるというネタはよくありますよね。

 

④ビジネスホテル 401号室

 

ビジネスホテルに泊まると窓を叩く音が聞こえてきてカーテンを開けると誰もいません。

 

次に音を無視していると聞こえているんでしょという声が聞こえ窓には何者かの姿が現れます。

 

ビジネスホテルの怪現象もよくある話ですが悪くは無かったです。

 

⑤雨の日のスナック

 

雨の日のスナックにスナックに行くとママの手に血が付き店の奥に死体が転がっていました。

 

殺人事件を目撃したって怪談話になるんですかね?

 

⑥午前2時19分のチャイム

 

夜中にチャイムが鳴りますが出ると誰もおらずそれから同じ時間に何回もチャイムが鳴ります。

 

今度は外で待ち伏せているとチャイムが鳴り無人の部屋から男性自身が姿を現します。

 

霊が登場するのでは無くもうひとりの自分が出てくるというネタは面白いですね。

 

⑦きれいになる薬

 

ニキビに悩む女性はきれいになる薬を購入して効果が出ますがあとになり吹き出物が出ます。

 

それで薬の数を増やすと友人が怯えるぐらいに真っ白になっていました。

 

まあ薬の量を多くすれば副作用が出るのは当然のことですよね。

 

⑧肝試しから帰ったら

 

肝試しを終わらせた男性2人は出来事を語っていると1人がいなくなっていました。

 

友人の家に連絡するとその日の朝に事故死していました。

 

いないはずの人物と過ごしていたというネタもありますが悪くは無いですね。

 

⑨片腕の無い占い師

 

女性は占い師に見てもらうと不倫先の妻の生霊が占い師を攻撃してきているようです。

 

占い師が客を恨む生霊に攻撃されるとネタはお門違いですよね。

 

⑩引っ張る老婆

 

旅行中の男性は民宿に泊まり寝ていると老婆の姿が鏡越しに現れます。

 

絵的には老婆がいるだけのシンプルな物ですが悪くは無かったです。

 

⑪廃村の影

 

男性は廃村を探索すると顔が黄色い幽霊と遭遇します。

 

久しぶりに着色霊を見ましたがせっかくのオムニバスに採用して欲しくないですね。

 

⑫遊歩道に佇む少女

 

ウォーキングをしていると何かを探している女性がいたので手伝いを申し出ます。

 

地面から見つけた物はミイラになった赤ちゃんで驚いた主人公は逃げ出します。

 

母親が幽霊かどうかまでは分かりませんが変なのに遭遇するネタは良かったですね。

 

⑬宴の後

 

男性が劇場でアルバイトで落とし物からアイドル同士の嫌がらせを目の当たりにします。

 

アイドル同士の対立とかもよくありますがこれって怪談じゃ無いですよね。

 

⑭穴を掘る人

 

海岸で穴を掘っている男性を発見して話を聞くと自分自身にガソリンをかけます。

 

そして目の前で自らに火をつけて自殺を図ります。

 

穴を掘ってそこで焼身自殺って何か意味があるの?と思ってしまいました。

 

⑮クローゼットの音

 

部屋で過ごしているとクローゼットから音が聞こえ始め中を覗くと何もありません。

 

再び音が聞こえ中を開けると傷だらけの霊の足があり怒鳴ると霊は消えていました。

 

毅然な態度を取って霊を追い返したという話もたまにありますよね。

 

⑯振り向かない

 

小さな社を見つけ近づいていくとそこに佇む女性の姿がありすぐに別の場所に移っていました。

 

後ろ向きの霊がつきまといますが雰囲気が悪くは無いですが霊の顔を見てみたかったです。

 

⑰泥棒が入った家

 

泥棒がある家に入っていくとそこには結婚詐欺の被害で自殺した女性の悪霊がいました。

 

まあ死なかったんだし泥棒稼業から足が洗えて良かったですね。

 

⑱トンネルの出口

 

通学途中にトンネルがありそこに入るとたまにトラブルが起きるようです。

 

そこに事故をしたという女性に話しかけてきて乗せてくれと懇願してきます。

 

しかしこの女性は幽霊で主人公は一目散にその場を後にします。

 

絵的には怪我をした女性というだけなので霊的な何かが欲しかったです。

 

⑲線路沿いの灯り

 

帰宅中に線路沿いに光を見つけそこで何かを拾い上げるとそれは轢死体の生首でした。

 

分かりやすい表現だろうけど轢死体って生首というよりもマグロ状態ですよね。

 

⑳飲みたい女

 

ある女性を誘い出かけますがその女性から吸血衝動と戦う病気だと聞かされます。

 

主人公はそれを承知でつきあい自らの血を女性に与えてしまいます。

 

彼女は吸血鬼で血液に限界が来て別れると言うオチは面白いですね。

 

㉑ハウススタジオ

 

グラビア撮影しているとスタジオの支配人から半ば強引にお茶に誘われます。

 

他の人が来て支配人が出て行きますが出て行った先に出口はありませんでした。

 

スケベな悪霊に襲われかかったというネタは面白いですね。

 

㉒河川敷の友人

 

人生を諦めたサラリーマンが河川敷にいると目の前に自殺した友人が現れます。

 

愚痴を吐き出し友人の霊が手招きしますが馬鹿らしくなりその場を後にします。

 

㉓彼女が見たもの

 

霊能力のある女性が友人の男性に会いに行きますがその背後に霊が取り憑いていました。

 

取り憑いていたというだけで何も無くちょっと内容が漠然としていましたね。

 

㉔ついてきた

 

近くを散歩していると何かの視線を感じ徐々にそれが近づいてきていると感じます。

 

それで子供の声が聞こえ始めたときには体調を崩してしまいました。

 

もう少しどこかで取り憑かれたのか野描写があった方が楽しめますね。

 

㉕いにしえの観客

 

パフォーマーの女性が芸能事務所にスカウトされスタッフの前で披露するようにいわれます。

 

劇場で披露したつもりでしたが終わったときにはどこかの場所に移っていました。

 

霊にスカウトされたというネタは良かったですが本採用されなくて良かったですね。

 

 

ありきたりなネタもありましたが基本的にはシンプルなネタや構成でまとめていましたね。

 

特に無駄に考えることも無くシンプルに見られたのでオムニバスとしては珍しく楽しめました。

 

25話もあればシンプルにならざるを得ないでしょうがこれがいい効果になっていました。

 

他オムニバスだともっと時間が割り当てられますが結局最後は投げっぱなしになります。

 

ある程度の時間でまとめるのは高度な技術ですから普通のレベルじゃ難しいですよね。

 

そんな感じでシンプルなオムニバス物でも問題ないという人は見てみてください。

 

 

 

 

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