2357作目はそもそもホラーですら無かった作品を・・・。
『NUMB ナム 極限の争奪戦』
2015年カナダ作品。
-あらすじ-
失業中のウィルは妻のドーンと仕事探しに自宅から遠く離れた街へ来ていたが、
職を得られないまま帰途につく途中、ヒッチハイクするリーとシェリルを見つける。
2人を車に乗せた後、低体温症の老人コーマックも乗せるが、間もなく息をひきとってしまう。
そのコーマックの財布に、数字の書かれた紙片を見つけた4人。コーマックが20年前に
銀行強盗をし、400万ドル相当の金貨が見つかっていないことを知る。金貨を探すため、
雪山へ足を踏みいれる。そして金貨を巡る争奪戦が始まりーー!?
-感想-
寒そうで大変そうではありましたがジャンルとしてはホラーではありませんでした。
お話は金貨を探しに行くのに準備が揃わず軽装のままで極寒の森を進んでいきます。
唯一森になれていた主人公が凍傷になり引き返し残りの3人で強行して何とか金貨を見つけ出します。
そりが合わず諍いが起きもう一人の女性が死に主人公の妻とヒッチハイカーとの争いになります。
引き返した主人公は山小屋に戻るとそこの家主がヒッチハイカーにより毒殺されていました。
妻はヒッチハイカーと戦い殺害しますが寒さに限界を迎え死にかかっています。
主人公が駆けつけたときには妻も両方消耗しており主人公だけがあとで助け出されます。
警察に事情を聞かれますが実はその警察官自体も金貨を狙っているところでエンドです。
いつになったらホラーな展開が来るんだろうと待っていましたが最後まで無かったですね。
このレベルでホラーなら宝探しをしているインディージョーンズもホラー映画になってしまいそうです。
極限の宝探しと言う事ですが単純に自殺行為をしているだけなので面白みが全くありません。
やむを得なく軽装で寒さに立ち向かっていくならそれなりのサバイバル感はあったでしょう。
経験者もいながら些細な情報だけで無茶なことをするのはサバイバルじゃ無くただの馬鹿です。
主人公達4人とも好人物でも無いしロクデナシが酷い目に遭っても何も心に残りませんね。
ぶるぶる震えながら森を進んでいくだけなので淡々として盛り上がりは全くありません。
映画的には地味でとにかく退屈でつまらんだけな作品で眠気が襲ってきました。
そんな感じでぶるぶる震えるだけのつまらん映画なので自分からはお勧めしません。