ハザード・オブZ | ホラーと共に・・・・

ホラーと共に・・・・

いまのタイトルのままだと毎回数字を変えなければいけないので変更しました。
4歳からホラーを見続けていて現在はTSUTAYAのレンタル中心で毎日何かしら見ている中級マニアです。
目標はタイトル数日本一のホラーブロガーになることです。

2223作目はある意味目新しかったゾンビ映画を・・・。


『ハザード・オブZ』


2016年アメリカ作品。


全編POVで描いたゾンビ・ホラーパニック。



-あらすじ-


終末は、突然やって来た。猛威を振るうゾンビ・ウィルスにより、妻を亡くし、感染した友人を


自らの手で殺し、1人きりになったデビッド。彼はパトリックという牧師が率いる、生存者の


グループに救われる。荒廃した街で食糧を探し、ゾンビと戦う絶望の日々。ウィルスに感染した


人間は、時間をかけてゾンビ化する。保菌者となったメンバーは、直ちに仲間の手で“駆除”


されるのだ。ある日、デビッドは自分がウィルスに感染したことに気づく。そして。



-感想-


かなり雑さはある物のゾンビがいかにしてそうなったのかを描いた事は評価は出来ますね。


お話は生存者グループがゾンビに襲われる中で主人公だけは襲われません。


そこでみんなに主人公が感染者と知られる中で振り切れなかったゾンビ達がアジトに入ってきます。


グループのメンバーは自殺する中で主人公は何とか仲良くなった女性だけを逃がします。


その直後に主人公は苦しみだし倒れたところで1人彷徨い冒頭のシーンに戻ります。


母子に襲いかかり撃退された主人公の姿が完全にゾンビになっていたところでエンドです。


まず褒めどころとなりますがまずは本当の意味でのPOVとなっているところです。


よくあるPOVだとカメラマンが撮影していると言う前提の物がほとんどです。


ジャーナリストでも無いのに命が危ない中で撮影し続けることに無理があるのです。


そうなると緊迫感も薄れますのでそれだったら本当に主人公目線の方がいいですね。


もう一つは襲ってきたゾンビがいかにゾンビになったのかを描いたところですかね。


あっさりやられるゾンビを掘り下げる作品はあまりないので目新しかったです。


悪いところもありまずは感染源が描かれてないところですかね。


あとは感染方法も描かれておらずゾンビ映画としてはかなり漠然としています。


感染速度についても描かれず主人公だけ異様なほど遅いところも気になりました。


基本的にゾンビからは逃げるのでPOVとして見やすい割にはアクション性は低かったです。


あとはCGやゾンビメイクもショボいしそもそもゾンビのタイプも定まっていません。


メインはゾンビなのですからその辺は丁寧に練り込んで欲しかったですね。


ゾンビに話を掘り下げるところはいいとは言いましたがお話自体に面白みは無かったです。


これで主人公が魅力的な男ならもっと面白かったとは思いますが。


一番はジャケット詐欺でこんな勇ましい女性主人公は劇中には一切出てきません。


こんな事を配給会社がした時点で自信が無いのが見え見えで作品のレベルは見えてきますね。


そんな感じでオチが気になるって人は過度な期待をせずに見てみてください。