2055作目は映画とは違うところが凄く気になったマイルドな邦画ホラーを・・・。
『のぞきめ』
2016年作品。
三津田信三の原作を板野友美主演で映画化したホラー。
-あらすじ-
ADとしてテレビ局で働く三嶋彩乃は、腹がよじれ、口から泥を吐き出した異様な
死に様の青年の怪死事件を取材する。青年の恋人は「“のぞきめ”の仕業だ!」と
狂ったように顔を歪める。彼らは大学のサークルで山奥の合宿に行って以来、
ずっと何かに“覗かれている”気がしていたのだ。そして関係者も次々と“のぞきめ”の
悲劇に見舞われ、その恐怖はついに彩乃の身にも降りかかる……。
-感想-
主演の女優さんが常に変な口をしているし棒読みの台詞ばかりが目立ってしまっていました。
お話は主人公の彼氏がのぞきめにつきまとわれ気が狂ったあとに自らの目を刺してしまいます。
見舞いに来た主人公はその様子を目の当たりにした後でのぞきめが目の前に現れます。
主人公はのぞきめの原因を作った男に話を聞いたあとにお守りを渡され現場に向かいます。
子供の霊が現れたあとに主人公の前に何が起きたのか映像が流れます。
のぞきめの正体は六部という修験者の母子で途中で立ち寄った村で殺されていました。
その後に村は呪われ毎年生贄を差し出していましたが若い頃の事情通が助け出していました。
村は廃村になり事情通自体ものぞきめに取り憑かれ自らの目を潰していました。
一連の映像が流れたあと母子が埋められた場所に近づいていきます。
地面から子供が現れ主人公は地面の中に引きずり込まれてしまいます。
ラストは一連の出来事で小説で大成功した彼氏の前に悪霊と化した主人公が現れてエンドです。
映画自体の内容は呪いが伝染していくと言うオーソドックスな内容でした。
六部殺しのネタもすでに呪いのビデオでやっていますしこれと言ってインパクトはありませんでした。
展開も結末も特に目新しくなく殺される母子はいいとして全体的にホラー的にはマイルドでした。
主人公が引きずり込まれる時にツメが凄く綺麗なままとか何とかならなかったのですかね。
スプラッター的な物は大したことは無く見慣れた人からすると物足らないですね。
はっきり言って怖くも無いし面白いってほどでも無くそれよりも別のところが目立っていましたね。
それは主役の人で台詞は棒読みだし常にアヒル口で映画よりもインパクトはありましたね。
常にアヒル口の維持するのに一生懸命なのか常に口が半開きで恐怖感など感じられません。
元AKBでアヒル口のキャラクターなようですがアイドルの主義は映画では通じないと思います。
女優さんのせいと言うよりもそのキャラクターを許した製作者の罪が大きいですかね。
襲われても単調でにやけたような表情の演技で恐怖感を演出できるはずがありません。
同じく番宣出ずっぱりだった吉田鋼太郎はほぼ座っているだけで大したことはしていません。
ここまで出るんだからきっといい演技で酷い殺され方をするのと期待してしまいました。
まあ演技で映画を光らせると言うよりも資金集めの方が重要という感じでしょうかね。
そんな感じで残念な部分が目立つのでネタが欲しいという人だけ見てみてください。