1813作目は見る人をかなり選びそうなホラー映画を・・・。
『ナチス・オブ・ザ・デッド』
2015年ドイツ作品。
ナチスゾンビとカメラを携えたふたり組、そして現代アメリカ軍を交えた
三つ巴の戦いを描いたパニックホラー。
-あらすじ-
ドイツ南部、バイエルン州の村オーバーアマーガウに住むマーカスとトーマスは
第二次世界大戦時、秘密裡に使用していた地下秘密基地の場所が書かれた古い
ユダヤ人捕虜の日記を入手。第三帝国の失われた秘宝を求めて、トレジャーハントに
出る。その基地はアメリカ軍の軍用施設内に立地していた。立入禁止区域内の洞窟から
双方向カメラを持ち込み、マーカスが侵入。トーマスは車でナビを担当する。
ナチスの秘宝とは別に、彼らが知った恐ろしい秘密-。それは終戦後70年間に渡り、
ナチスの秘宝を守り続けてゾンビと化したナチスの残党がその洞窟に潜んでいたこと。
そして彼らは70年間、何も食べていなかった…!洞窟内で謎のエイリアンとスペースシップを
発見しマーカスは銃を片手にゾンビと戦うハメに。米軍の精鋭部隊までもが乗り込んで、
三つ巴のバトルが勃発。その激しいバトルの末、遂にヒトラー総統閣下が姿を現した。
果たして秘宝は見つかるのか?そしてヒトラーとエイリアンの秘密とは?
マーカスとトーマスの生と死を賭けた壮絶なデッドレースが今、始まる!
-感想-
万人向けでは決して無いですが何かしてやろうという意気込みは自分は買いたいですね。
お話はヒトラーと殴り合いつつも米軍によって仕掛けられた核弾頭が爆破します。
主人公は吹き飛ばされ米軍に捕まりつつUFOが空へ飛び去っていきます。
病室らしきところで尋問を受けますが喧嘩を売ったところで主人公も味方も米兵も撃ち殺されます。
そして後処理の最中にゾンビを化した主人公が米兵に襲いかかったところでエンドです。
はっきり言ってまともな人は全く受け付けないような馬鹿映画ですが自分は好きですね。
まともな映画としての感想はダメなところも多いですが書き切れないので割愛します。
金塊、ナチス、米軍、ゾンビ、エイリアンと1つの映画にこれでもかと詰め込んでいた映画でした。
POVでしたがゾンビを戦うところなどゲームチックなところがあり思ったより見やすかったです。
ゾンビのメイクもいろいろで同じような物は無いのでその辺は良かったですね。
更にヒトラーゾンビが現れたときのナチスゾンビと米兵ゾンビの空気さなど良かったですね。
こういうPOV物って叫びながら逃げるのが定番ですが今作は怯えるような気配もありません。
主人公は米兵が歯が立たないゾンビ達を片っ端から倒しヒトラーゾンビとも殴り合いをします。
アクション性やエンターテインメント性が強くホラー性が弱いので全く怖さはありませんでした。
特に何故ゾンビがいるのかなど根本的な部分は全く説明されておらず漠然とした内容です。
突っ込みどころも非常に多くその辺もある意味楽しめる内容ではありました。
そんな感じで面白かったので本当にネタが欲しい人だけ見てみてください。