1756作目は事実に基づいたという割にはリアル感が無かった作品を・・・。
『ファイナル・デッドシャッター』
2014年アメリカ作品。
“呪いのカメラ”は本当にあった!
人気のホラー・シリーズ『ファイナル・デッド』シリーズの流れを組む、衝撃の不条理連続怪死ホラー
-あらすじ-
祖父の死去を知った写真家:ブランドンは、曽祖父の資産相続人となった。
遺体写真家だった曽祖父が住んでいた家に行ったブランドンは、そこで曽祖父が
使っていた古い”カメラ”を見つける。ブランドンは早速そのカメラで写真を撮り
始めるのだが、そのカメラにはすさまじい呪いが込められていることを知らなかった。
写真に写った夫婦やアシスタントは次々と謎の怪死を遂げ、その魔の手は遂に
ブランドンの息子にも及ぼうとしていた・・・・。
-感想-
もちろん邦題だけで特にファイナルデスティネーションシリーズとは全く関係はありません。
お話はアシスタントの方が怪現象に気がつきますが肝心の主人公へ連絡が取れません。
ようやく連絡が取れますがその時にはアシスタントも怪死して主人公も気がつきます。
屋敷で曾祖父に殺された人の子孫と会いそこでいろいろな情報を得ます。
妻も死んでしまい息子がカメラの中に吸い込まれ息子は最後の犠牲者の少女と出会います。
息子も少女も曾祖父に拉致られ助けにカメラの世界に入っていった主人公も捕まります。
隙を突き親子で曾祖父から脱出するもののまた息子が人質に取られます。
それも隙を突き助け出し曾祖父は割れた破片によって刺され崩れてしまいます。
しかし閉じ込められた死者達により主人公は捕まり自分を犠牲にして息子と少女を逃がします。
ラストは20年後に大きくなった息子が現場の屋敷前で呪いのカメラを使うところでエンドです。
リアルに基づいたとの事ですが何かの事件をモチーフにした程度でしたね。
呪いのカメラとのことですが曾祖父のせいでと言うことでしっかりどんな物か説明されています。
突っ込みどころも結構あり一番は主人公が犠牲者達に捕まるシーンですかね。
このまま引き込まれる割には主人公はしっかり息子と話せていますし特に何もしません。
時代劇ならまだしもホラーで肝心なシーンが終わるまでみんな何もしないのはダメだと思います。
あと殺されるシーンは丁寧にグロシーンが描かれているのでその辺は楽しめます。
内容的には呪いのカメラと言うことで特に目新しい物は無く無難な感じですね。
展開は淡々と進んでいくので何か迫り来るような恐怖感や緊張感などはありませんでした。
アシスタントじゃ無く主人公は最初から異変を目の当たりにしていたら違っていたかもしれません。
ただ大きな欠点は無かったのでホラー初心者から暇つぶしのお供にはいいかもしれません。
そんな感じで無難なホラー作品なので過度なリアル感を期待しないで見てみてください。