1625作目はそこそこ楽しめた脱POV作品を・・・。
『REC4』
2014年スペイン作品。
全世界を恐怖に陥れた大ヒットシリーズ、遂に完結。
世界へと拡がる、感染の脅威。人類存亡を懸けた、壮絶な最終決戦がついに幕を開ける!!
-あらすじ-
大勢の死者を出した謎のウイルス流出事件の現場であるアパートメントで、アンヘラと
いう女性が唯一の生存者として発見された。ドキュメンタリー番組の取材中に内部に
閉じ込められていた彼女は、臨時検疫施設として改造された貨物船に隔離される。
しかし、その船は医師リカルテの指揮下で武装した兵士たちが監視の目を光らせ、
過剰なまでに厳重なセキュリティ網が敷かれていた。やがてアンヘラは、リカルテに
不信を抱く軍人グスマンとともに船に隠された秘密を探ろうとする。しかし、突如船内で
ウイルスが拡散する。感染者たちが凶暴化し、荒れ狂うなか、ウイルスの発生源の疑いを
かけられたアンヘラは絶体絶命のピンチに追い込まれる……。
-感想-
最近駄目なPOVにウンザリしているのもあり脱POV作品は普段以上に良く感じました。
お話はアパートでの映像が復活してそこには発生源から出た寄生虫が主人公に入り込んでいました。
船の中でゾンビが大暴れする中で特効薬作りのために主人公が捕らえられてしまいます。
解剖されそうになる中で何とか脱出した主人公は閉じ込めていた凶暴なゾンビを放ってしまいます。
そして敵のボスである博士に噛みつき調べさせることで主人公が感染源じゃ無いことと証明します。
実は寄生虫は主人公と行動をともしした軍人の方に寄生していました。
軍人は停電時に感染した動物などを逃がし船内に感染を広げた張本人でもありました。
主人公は襲われ感染した動物のいる倉庫に落とされますが何とか逃げ延びます。
そして主人公は自分のファンである航海士とともに力を合わせて軍人を倒し脱出します。
船が自爆装置で爆発する中で主人公達2人は助かり寄生虫は魚に食べられたところでエンドです。
ワールドエンドのサブタイトルがついていますが世界への感染は台詞処理で終わっています。
今回の舞台はぼろい船の中のみで魚に食べられるという結末もすっきり終わるとは言えません。
悪魔の化身が巨大な寄生虫で宿主には特に危害とかは与えないという感じですかね。
相変わらずスペイン映画の特徴なのか知りませんがこの作品はいい人物はおりませんね。
その辺が一貫しているので生き残るというサバイバル要素が増している気がします。
主人公の自分の為なら何でもやるというスタンスはやり過ぎ感はあるが嫌いじゃ無いですね。
敵というか博士側の方は仕切っている割には場当たり的で悪役としたら弱いですね。
ゾンビはビジュアルから能力まで特に1から変わりなく感染もメインは食事からですね。
狭い空間でゾンビに襲われるというシチュエーションはいいですがグロさなどは無いですね。
だからグロは駄目だけどホラーを楽しみたいという人には向いていると思います。
ただシリーズを全部見ないと楽しめない部分も多いので出来れば1から見た方がいいですね。
あと見たことある人でも時間が経ち忘れた部分もあるのでシリーズを通して見た方がいいですね。
そんな感じで自分的には特に悪いところは感じなかったので興味がある人にお勧めします。