トリハダ 劇場版2 | ホラーと共に・・・・

ホラーと共に・・・・

いまのタイトルのままだと毎回数字を変えなければいけないので変更しました。
4歳からホラーを見続けていて現在はTSUTAYAのレンタル中心で毎日何かしら見ている中級マニアです。
目標はタイトル数日本一のホラーブロガーになることです。

1472作目はオムニバスにしてはまずまず良かった作品を・・・。


『トリハダ 劇場版2』


2014年作品。


オムニバス・ホラー・ドラマ『トリハダ~夜ふかしのあなたにゾクッとする話を~』の映画化第2弾。



-感想-


①プロローグ


突然自室のドアを開けてきた何者かに家主の女性は襲われてしまいます。


話は前後してその女性の元には毎回見ず知らずの何者宛てのラブレターが届いています。


内容が過激になっていき送られてくる人物を検索すると殺人事件の被害者だったことを知ります。


その何者かが部屋を訪ねてきて手紙を置いていきますが宛名が主人公に変わっていました。


警察に相談後に自分のポストを見ると手紙とともに切られた指が入っていました。


そして⑦のエピソードで殺されたという顛末がつきます。


構成的には1とほぼ同じような感じでしたが今作の方が流れはわかりやすかったです。


②所有の不確かさが招く悪魔の結末


女性はコンビニにて間違って違う何者かの傘を持ってきてしまい次の日に返しに行きます。


また別の傘を持ってきて開いてみると傘から矢が飛び出し目の前の女性を射貫いてしまいます。


動機も何も無い意味不明で短めなエピソードでした。


③思いつきの遊戯と不条理な愛着


ラブホテルに入ったカップルはコスプレを注文しますがその後に何度もフロントから連絡があります。


何度も変な電話をかけてくるので彼氏は一人でブチ切れフロントに乗り込んでいきます。


彼氏はぼこぼこにされ彼女が一人になったところでフロントマンが侵入してきたところでエンドです。


変態なフロントマンに女性が襲われると言うだけの話でした。


④執着の真意と末路の現実


コインランドリーにいる男性に公衆電話から何者かから意味不明の着信が入ります。


外に出て公衆電話の方に行くと不気味な女がちょうど電話をかけているところです。


男性は女がいた電話ボックスに様子を見に行きますがそこで女から硫酸をぶっかけられます。


そしてコインランドリーの中にぶち込まれ女が笑いながら立ち去ってエンドです。


前作にも登場した不気味な女ですがいい意味で気色悪くいいキャラクターでした。


⑤憎悪の応酬と紙一重の勝利者


女子高生2人が同級生がむかつくという話をすると言われていた本人がその場に現れます。


彼氏を寝取ったこともあり2者が口論となり一人を屋上からたたき落としてしまいます。


もう一人とも口論となり結局彼氏を奪い合った2人とも死に最後の一人が彼氏をゲットします。


2者を争わせて漁夫の利を得るというお話でたいした話じゃ無かったですね。


⑥負け組の嫉妬と共通の思惑


売れっ子キャバ嬢ともう一人が帰宅するときに送迎のドライバーが変わったことに気がつきます。


キャバ嬢が一人になったところでドライバーのおじさんにいろいろ難癖などボロクソに言ってきます。


一眠りして起こされますが大まかな住所しか言わないのに自宅を知っていたことで叱責します。


ドライバーは隙を突きキャバ嬢の部屋に侵入してドリルを片手に襲いかかります。


そして一緒にいたキャバ嬢が売れっ子になったところでエンドです。


変態にライバルが殺され棚からぼた餅で売れっ子になる話ですが漠然としていて面白くなかったです。


⑦軽微な出来心に忍び寄る悪意


サラリーマンが喫茶店にいるときに隣の姉ちゃんが携帯電話を忘れていきそれを盗ってしまいます。


自室でサラリーマンは携帯電話の着信があったのを見ますが徐々に内容は過激になっていきます。


ヤバさを感じ冷蔵庫に電話を隠し一眠りすると近所のマンションで殺人事件がありました。


現場に行くとメッセージが入り犯人にサラリーマン自体の存在が知られてしまいます。


更に殺された被害者というのがプロローグに出ていた姉ちゃんでした。


まあ人の携帯電話を盗むような人間は殺されるぐらいまで描写して欲しかったです。


⑧エピローグ


同じ事件があった現場に②の女性が引っ越して来てそこに同じように手紙が入ったところでエンドです。


この話はまだまだ続く的な内容でそれ以上ないのでたいしたエピソードじゃ無かったです。



本筋の流れはわかりやすかったですがあとは各エピソードがつながってくれていれば良かったです。


一応つながりがある物もありますがつながっていないものもあるので若干中途半端でした。


徐々に本編の女性へ悪人が迫っていくのだから全部がつながってくれればとても面白くなったでしょう。


まあそういうところがあってもオムニバスとしては非常に楽しめる内容になっております。


そんな感じで大きな欠点は無いオムニバスなので好きな方は一度見てみてください。