1436作目はそれでどうしたの?と思った作品を・・・。
『オープンウォーター・サスペクト』
2013年ベルギー作品。
嘘と真実が交差する、衝撃の実話に基づく海洋サスペンス・ミステリー!
-あらすじ-
親娘3人で北海を漂流、ただ1人救助されたケイト。海岸に漂着した遺体の
喉が切られていたことから、ケイトに殺人の嫌疑がかけられる…。3週間前、
ケイトは別居中の夫ショーンが手に入れたヨットで、6歳の娘エミリーを
連れてクルージングに出発した。しかしそのヨットはショーンが盗んだ物で、
3人は警備隊に追われることになる。さらに猛烈な嵐に襲われ、ヨットは遭難。
救命ボートでの、絶望的な漂流がはじまった。2週間が経ち、水も食糧も尽きる。
死を目前にしたケイトは、エミリーの命を救うため、ある異常な行動に出る…。
-感想-
あらすじを見る限り何かありそうだったけど実際は遭難しただけのお話でした。
お話は刑事が主人公に話を聞き徐々にそこで起こったことを話します。
遭難した時の事を話し終わったところで見つかった死体が主人公の夫じゃ無いことが分かります。
嫌疑が晴れた後で見つかったヨットへ行ったあと同じ病室の女性とその場を立ち去ってエンドです。
本当に遭難したと言うだけのお話で捻りも何も無くシンプルすぎて面白味は無いですね。
それを尋問で話していくという構成ですが尋問のシーンに重きを置いておりバランスが悪いです。
まだ遭難のシーンが主体ならそれなりに見られたんでしょうけど尋問がメインじゃ面白く無いです。
遭難のシーンがちょっとしか無いのでそれをサバイバル物とは言いがたいですね。
尋問で謎解き要素も無く実録物だけなら遭難のシーンだけでよかったです。
主人公家族は夫に依存している主人公とろくでなしの夫と夫に懐いている娘の3人です。
船乗りであるはずの夫は無能な上にお客さんの船を盗むという感じで話になりませんね。
無能すぎて嵐で結局沈まなかった船を乗り捨てて救命ボートに乗り込み酷いことになっています。
可哀想だがろくでなしに関わると酷い目に遭うと言う感じで自業自得に近いものがありました。
実録物としてもただ語って終わりと言う内容でオチも何も無い作品で見た時間が勿体ないですね。
まあそれにオープン・ウォーターの邦題を付けるとかやっぱり配給会社が自信が無かったのでしょう。
そんな感じでオチも何も無く褒め所も無いので自分からはお勧めしません。