1240作目は演出がよかったホラーコメディを・・・。
『AHHH! ゾンビーズ』
2007年アメリカ作品。ゾンビになった若者たちを描くゾンビコメディ。
-あらすじ-
アメリカ西海岸。陸軍の極秘施設では、新種の“超兵士"を作るために人体実験が行われて
いた。だが、プロジェクトは失敗し、兵士がゾンビになってしまう。 軍はこの事実を隠すため、
実験に使った廃液を樽に詰めて、全て破棄しようとする。ボーリング場でバイトするティムの
元に集まったおバカな若者マット、元カノのヴァネッサ、そしてシンディ。 今日は地域の
ボーリング大会だ。試合前、マットは勝手に店の売り物のソフトクリームを作り、皆に
振る舞った。ところが、食べた4人が感染して、即ゾンビ化するという最悪の事態に…。
そんな時、ニックと名乗る軍人が、感染の拡大を阻止しようと4人の前に現れるが・・・。
-感想-
凄く面白いって感じじゃありませんでしたが演出が凝っていてそこそこ楽しめたと思います。
お話は軍人の話として主人公達はアイスを食べたことに超戦士となったらしいとのことです。
周囲の人達は伝染病に冒され妙な動きをしており一緒に世の中を救おうとします。
主人公達5人が気が付いていないだけで実は主人公達がゾンビになっていました。
悪の主犯格の大佐に調査をしに行った軍人が捕まったときにそれを気が付かされます。
世の中にゾンビがあふれ掃討作戦が行われる中で主人公達は軍人と別行動をします。
ボウリング場に駆けつけ会場は酔っぱらい達だらけで主人公達に気が付きません。
大会が終わり酔いが覚め気が付いた参加者達は襲いかかってきますが返り討ちにします。
軍人が戻り事実を伝える中で主人公達は殺した参加者達をゾンビ化して仲間に加えます。
このままここに留まっていても全滅するだけという事でみんなで無人の地域に逃亡を図ります。
検問を越え犠牲者を出しつつも主人公達は荒野にゾンビの街を築きあげたところでエンドです。
ざっと書くとこんな所ですが正直ホラーコメディの中では凄く面白いってほどじゃありません。
ただモノクロの人間視点とカラーのゾンビ視点を分けるといういろいろな演出が光りますね。
更に主人公達から見ると人間達は早送りになっておりお互いのコミュニケーションは図れません。
銃でも死ななかったり手がもげたりなどしても気が付かない主人公達は間抜けですね。
いろいろ演出的な物は光るものがありそれだけでもゾンビファンは見る価値がありますね。
2007年映画を今更配給とかこれぐらいの出来の作品を今まで放置していた理由が分かりません。
お話は単純明快で勘違い系コメディの一種という感じですが面白さをあまりなく地味な映画です。
登場人物が少なく移動もそんなに無いので低予算丸出しなのが残念です。
ゾンビは軽めのメイクですが動きなどはしっかりとゾンビなのでその辺もよかったです。
そんな感じで斬新な演出の映画なのでコメディに拘らずゾンビ映画好きな方のお勧めしたいです。