1218作目はそこそこの出来だった非トロマのゾンビ映画を・・・。
『悪魔の毒々バーガー』
2007年アメリカ作品。『タイタニック』のビリー・ゼイン主演によるスプラッターホラー。
-あらすじ-
とある田舎町に訪れたジェイソン、エイミー、モニカ、ブレイクの4人。地元の農場から
直送されたばかりのビーフが自慢という店で食事をすることになったのだが、突然、
彼らの前でハンバーガーを食べた数人の客が暴れだし、客を襲い始めた。店はゾンビで
あふれ、ついにモニカも彼らの餌食に。次第に増えていくゾンビを前に彼らの運命は・・・。
-感想-
これもトロマと関係ありませんがこれはこれで普通に面白かったゾンビ映画でした。
お話は店内がゾンビにあふれかえり生き残った人たちにも犠牲者が出だします。
残った主人公親子は発生源である仕入れた牧場に行きます。
対応した牧場主の息子は最初こそ親切でしたがいきなり牙をむき襲って来ます。
どうやら以前品質に問題を起こし改善の為に使った薬剤が今回のゾンビ騒動になったようです。
良かれと思ってやったことなのにクレームを付けられた事で腹を立てたようです。
主人公は捕らえられ食肉にされそうになり娘は敵である息子といい感じになってしまいます。
更におかしくなっている牧場主に襲われますが反撃して殺害します。
様子を見に来た敵もウイルスに汚染された動く肉に襲われてしまいます。
無事脱出した主人公達は助けに来た刑事に報告したあと街まで送っていってもらいます。
しかし動く肉に刑事は寄生されており不安定な運転で帰路につきエンドです。
そこそこ面白かったのですがゾンビ映画としては食事のシーンが少なめで残念でした。
これでもうちょっとグロさが充実していれば面白くなったでしょう。
そして毒々と付いていますがこれもトロマとは関係ないあっさり系のコメディホラーです。
結構面白いのにこんな邦題を付けるなんてやっぱり配給会社的には自信が無かったのでしょうか。
正直これぐらいの出来だったらごまかさなくっても十分やっていけると思いますがね。
いきなり襲われ追い詰められるのにコメディ色が強いため緊迫感や恐怖感はありません。
展開もレストランに入ってからすぐゾンビは登場しますし結構サクサク進みましたね。
主演はビリー・ゼインと言う人でタイタニックの看板を背負いB級映画で活躍している人です。
実のところタイタニックは見ていないので何とも言えませんがこの人はいい俳優さんですね。
とにかく全体的には軽い映画ですが悪く無いしいろいろな人が楽しめるんじゃ無いでしょうか。
そんな感じで全く怖くないですがホラーコメディ好きな方に見ていただきたいですね。