1136作目はただ可哀想な主人公が更に辛い思いするだけの作品を・・・。
『iPS イントリュージョン・オブ・プレデター・ステムセル』
2012年ドイツ作品。人類を救うはずだった細胞が体内で暴走する。
-あらすじ-
アメリカ人研究者のジェフ・バートン博士は、 原因不明の病で幼い息子を亡くしたことをきっかけに、
その病の研究を続けている。その功績が認められドイツの研究施設に招かれる。そして、ドイツの
研究室で働くレベッカから、彼女のプロジェクトへの参加を依頼される。 人間の再生遺伝子を
研究するそのプロジェクトは、ジェフを長年苦しませてきた悩みを解決する可能性を秘めていた。
彼は、息子を殺した病の治療法となりえるその研究に異常なまでに没頭する。そんな彼の前に、
レベッカの研究を横取りしようと企む一人の男が現れる。そして、男の計画を暴こうとするジェフには、
衝撃の運命が待っていた
-感想-
そんなに面白くない上にただただ主人公が悲惨な様子を眺めるだけの作品でしたね。
お話は悪党から鼠を奪いますがその鼠に咬まれてしまいます。
真実を話したがらない元恋人とも諍いが起き悪党とも諍いを起こし怪我までさせられてしまいます。
自宅に戻ると部屋が荒らされ鼠を奪われはずですが鼠はおり復活していました。
主人公は自分の傷を見ると綺麗に直っておりどうやら鼠に咬まれたときにウイルス感染したようです。
ブチぎれて悪党の元に行きますが逆に閉じ込められてしまいますが脱出します。
元恋人から息子と同じ病気が感染したと聞き絶望感のなかで逃避行します。
意識を失った後で病院に拘束された状態で目覚め最後は病気の実験体となりエンドです。
ここまでただ主人公が可哀想と思える作品も珍しく終始主人公が救われる事はありませんでした。
主演の人の演技力の高さも更に救いのなさを強調していました。
悪党も逆襲されることは無く研究がうまくいき元恋人もうわべだけの同情でいいとこ取りでした。
最後に死なないはずなのに何故あなたの子供は死んだの?と言葉はとどめの一撃でした。
内容的にはとにかく展開がスローでアップダウンも無いので途中で眠気に襲われそうでした。
これでもうちょっとだらだら感が無ければそこそこ見られた作品になったかと思います。
絵的には地味なので怖さやグロさは無くただ主人公の悲惨さを眺めるだけの作品です。
そんな感じで終始気分が暗くなる作品でしたので興味がある人でも気をつけた方がいいですね。